luv u (ページ17)

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『すごい！意外と広いね！』

「そうだね」

『わー、ベッドもふかふかだよ〜』

「ほんと、すっげえ」

あれから北斗くんは驚きながらも了承してくれた。「まじで…？」「そんなこともしてくれてるの？ありがとう」と何回も言ってくれて、たぶん喜んでる … けど積極的すぎて引かれてないかな(泣)

『北斗くん、これ。』

「え、白い箱？もしかして…え、ケーキ？」

『一緒に食べよう』

ここで食べたくて頼んでおいたケーキを、ホテル内で預かってもらっていて。北斗くんがトイレに行ってる間にとりにいった。ケーキは、お洒落なお店でもいいけど、ふたりで食べたくて。

「美味い … あなた今日俺にどんだけお金かけてくれたの？ほんとに嬉しい、ありがとう」

『ケーキほんとに美味しい、よかった。頑張って全部食べようね、お腹いっぱいだけど(笑)』

「 Aのプレゼントならちゃんと全部頂くよ」

ケーキを食べながら、カメラロールを開いた。今日は、沢山写真を撮った。ふたりで自撮りしたり、北斗くんを一方的に撮ったり、隠し撮りしたり、鏡越しに撮ったり。見返すだけで嬉しくなっちゃう。

「お風呂先いいよ、食べ終わったら入っておいで」

『先いいの？ありがとう！』

「んー … やっぱり一緒に入るのはダメ？」

『ダメ。恥ずかしいから。』

「そこは誕生日優先してくれないんだ」

『当たり前じゃん！』

お風呂は部屋についているお風呂。部屋が可愛いからお風呂も可愛くて … 女の子！って感じがして幸せだった。

北斗くんがお風呂に入っている間に、私は入念に髪をとかしたりボディクリームを塗ったりした。だって、わかんないけど、私の予想では、一緒に寝るだけじゃない気がしてるから … 触ってほしいという私の願望でもあったりする。

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