luv u (ページ12)

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集合場所に近づくと、ドリンクを2個もった北斗くんがいた。すっごく、すっごくかっこいい。通る女性みんな北斗くんのこと見てるし。相変わらず独特なファッションではあるけど、今回は全身黒系で落ち着いている方。髪型はくるくるしてて可愛いの。後ろから、わっ！と驚かすように近寄った。「もう〜！」と驚いていたけど、すぐに頭ポンポンしてくれて、「今日、めちゃくちゃ可愛いじゃん」と言ってくれた。顔真っ赤になるって。

『なんかいいお店見つけた？』

「うん、Aと一緒に行きたいお店見つけた」

『じゃあそこいく！』

北斗くんに連れてこられたお店は、古着屋さん。北斗くんはいつもこういうところでお洋服買うんだな。

『何か欲しいのあったの？誕生日だから、私が買う！』

「なんでよ、いいよ。さすがに自分で買う」

『やだ。私が買うの』

「はぁ？ … あ、じゃあこれはどう？Aが俺の全身コーディネートして、俺がAの全身コーディネートする。それでお互いに買おうよ」

その言葉でコーディネート大会が開催！北斗くん癖強すぎてどうすればいいかほんとにわからない。だから個人的に彼氏にはこういうの着てもらいたい！というのを探した。北斗くんが着る服を選ぶのはとっても楽しかった。頭の中で、想像するのが楽しすぎたの。たまに、女性のコーナーで私の服を選んでくれてる北斗くんを盗み見するのも盗撮するのも、たのしかった、

「せーの！」

『え、私に似合う？』

「へぇ、とりあえず試着しよう」

私はいつも黒とか白が多くて派手な色を着ないから、北斗くんが緑のフレアパンツを選んできたのはびっくりした。でも、結構可愛いかも。北斗くんが選んでくれたなら絶対たくさんきちゃうし。

『どう…？』

「 … 可愛い。俺天才じゃない？Aめちゃくちゃ似合ってる。今すぐ抱きしめたい」

『似合ってる！？うれしい！たくさん着ちゃう』

上はロゴの入ったシンプルだけどめちゃくちゃかわいいTシャツで、私の骨格にも合ってたし、やっぱり北斗くんはセンスの塊。こういう系統も案外可愛いのかもと思った。

『北斗くんも早く着てきてよ』

「ん、わかった」

この後、私は北斗くんがめちゃくちゃかっこよくてニヤニヤが止まらなくなるらしい。

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