call? (ページ19)

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『私の家そこだから。ありがとう、森本くん』

「いやいや全然！また送らせて！」

『えー、会うことある？』

「冷たい！会う！」

『ふふ、ごめんごめん(笑)』

「 Aちゃんたまに意地悪だよね」

森本くんはしっかり家まで送ってくれて、話が終わらなくて家の前でも少し話していた。

「なにしてんのA 」

北斗くんの、声だ …
その声は私たちが歩いてきた道と反対の道からだった。

『あっ、北斗くん … どっかいってたの？』

「コンビニ。誰、その男」

「あっ、Aちゃんと同じクラスの森本慎太郎です！最寄り同じだから送らせてもらいました！」

北斗くんは、鋭い目で森本くんを上から下まで見た。
そしてガン無視で家に入っていく。なにそれ感じ悪いな。

『ごめん！あれお兄ちゃん。すっごい感じ悪いよね、ごめんね』

「へぇ、あれが … めちゃくちゃイケメンじゃん … すっごい睨まれたけどAちゃんのこと大切に思ってるんだね」

『そう？大切にされてるのかな私』

「そうでしょ！俺殺されるかと思ったもん！」

『殺すなんてそんなんしないよ』

「いーやあれはガチ。」

北斗くんなんであんなに怒ってたんだろう。すっごい声低かったし。あんな声滅多に聞かないから驚いた。

森本くんは「じゃーバイバイ」と言って帰っていった。次会ったときまた謝っとこ〜〜、、、、

『ただいまー、えっっ北斗くん、なんでそこいるの』

「別に？今靴脱ごうとしただけだけど」

北斗くん、変なの。
今日はその後ずっとツンツンしていた。私何もしてなくない？もしかして、迎えに行こっか？って言われたのに断ったから？なんで怒ってるんだろう。

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