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「 Aと慎太郎遅すぎ！サボんな！ 」
『 ほら怒られたもう森本くん！！！ 』
「 サボってねーし！！！！ 」
「 慎太郎まじで真剣にやってよね 、Aありがとう〜♡ 」
「 Aちゃんに甘すぎだろ！！ 」
やっぱり怒られちゃった。遅い！って。
森本くんあなたのせいです。
「 今日はもう終わりにしよっか！時間も時間だし！みんな長い間ありがとうー！おつかれ！ 」
「 よっしゃーーー！！ 」
「 おつかれ〜〜 」
元気な実行委員の声でみんなの作業終了。
もちろん部活とかバイトとかで来ない人だっているから結構大変だったけど、今日も楽しかった。
「 A片付けまでありがとね〜 」
『 全然平気だよ〜 』
「 そうだ！この後今残ってるメンバーで軽くなんか口にしない！？ 」
「 最高！まじ腹減ったわ 」
「 いいねいいね！ 」
後片付けをやっていた私を含めた男女8人でファミレスに入った。男子はガッツリ食べてたり、女子はポテトとかデザートを食べたり。私もみんなと話しながらポテトをつまんでた。
松村北斗今日何時くらいなの?学校だっけ?迎えに行こっか?
A今日は平気。もうすぐ帰るよ
相変わらず過保護だ。母よりも北斗くんに心配されがち。もう高校二年生なんだけどな。
『 私そろそろ帰ろうかな 』
「 ほんと？じゃあもうみんな解散にしちゃう？食べ終わってるし 」
「 うんうん解散しちゃおう、真っ暗になる前に 」
結局、みんなで解散になった。
「 Aちゃんって ××駅 だっけ？ 」
『 え、そうだよ。森本くんも？ 』
「 実はそうなんだよね〜、てことで一緒に帰ろう！ 」
『 もちろん、帰ろう 』
ここからチャリの人や電車でも反対の方面の人、私と同じ方面の人などいろいろいたけど最寄り駅が同じの人は森本くんだけだった。まさかの、最寄り駅からも同じ方向に家があった。
「 俺いつも駅までチャリできてるからチャリだけとりいかせて！ 」
『 うんうん、いこう！ 』
私は家からこの駅まで歩いて10分くらいだけど、森本くんは結構遠いのかな ？？ 同じ駅なのに全然会ったことない気がする。
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作者名：駿 | 作成日時：2021年8月23日 17時
