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Aside
さっきの藍沢先生、どうしたんだろう…
あんな事突然言い出すなんて…
らしくないな…疲れていたのかな…
考えても全然わからなかった。
ま、今は患者さんに集中しなきゃ。
そう思いなおし、ICUを出ようとした時だった。
心電図の異常を知らせるアラームがけたたましく鳴り響いた。
音の元をさがすと、優輔君の隣のベッドの佐倉暁人君からだった。
「青井！DC！」
「はいっ」
三井先生に言われ、急いで持って向かった。
「三井先生！DCです！」
「ありがとう。胸が苦しいって言ったあと突然VFに！」
「応援呼びます！」
三井先生は心臓マッサージを始めた。
私は急いで電話をかけ、すぐに橘先生と緋山先生が来てくれた。
「状況は？」
「DCした。胸が苦しいって言ったあと、急にVFになった。」
「パルスチェックです。」
広田さんの声がし、三井先生は心臓マッサージを止めた。
「16時42分心拍再開です。」
その言葉を聞き、私はエコーを見始めた。
映された画像を見て、私は顔をしかめた。
「心筋全体の動きが遅い…」
「取り返しがつかなくなる前にECMOを入れよう。オペ室に移すぞ。バルパンも準備してくれ。」
「はい。」
橘先生の言葉に緋山先生が動いた。
循環器内科の井上先生を呼ぶように橘先生が広田さんに支持を出すと移動の準備を始めた。
「暁人…！」
優輔君の声に反応したのか暁人君の指が動いた気がした。
頑張れ、暁人君…！
心の中でそう思いながら手術室へ急いだ。
手術室へ運ぶと井上先生が待機していてくれた。
処置を進めていると連絡を受けたであろう、藍沢先生、白石先生、藤川先生が駆け込んできた。
「佐倉暁人君。11歳男児。拡張型心筋症による心不全に心筋梗塞を合併している。肺出血がひどい。」
緋山先生が皆に説明した。
「井上、抗凝固剤はどうする？これじゃ血が止まらん。」
「とりあえず切って構わない。FFPもどんどん入れてくれ。生きてなきゃ血栓もクソもない。」
皆で必死に処置を行うが、一向に状況は変わらない。
「なんで上がってこない…藍沢、エコーやってくれ。」
エコーを見ると心臓に心嚢液の貯留がみられた。
橘先生が心嚢穿刺を行うが、シリンジに流れたのは心嚢液ではなく血液だった。
心破裂…！
その後も懸命な処置が行われたが、暁人君を助ける事はできなかった。
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フィアー(プロフ) - 本ニャンさん» ボードに書きました・・・ (2021年2月4日 13時) (
レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - OKです！ (2021年2月4日 13時) (レス) id: 4aed024ceb (このIDを非表示/違反報告)
フィアー(プロフ) - 本ニャンさん» ここではなんですので…ボードに書いて聞きたいこと聞いていいですか？ (2021年2月4日 13時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - フィアーさん» 大丈夫だと思います！私も持っていますが、ドラマとセリフが違うところや、カットされているシーンや構成が違ったりとしていましたので！ただ、小説の方も著作物なので丸々書いてしまうのは余り良くないかもしれません。 (2021年2月4日 13時) (レス) id: 4aed024ceb (このIDを非表示/違反報告)
フィアー(プロフ) - 本ニャンさん» コードブルーの小説でも大丈夫かな？ (2021年2月4日 13時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本ニャン | 作成日時：2019年8月20日 18時
