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次の日の朝、カンファレンスが始まる前に耕ちゃんに呼び止められた。
昨日の夜、天野奏ちゃんが一過性の昏睡で入院したそうだ。
浮腫が酷く、頭蓋内圧もかなり高くなっているそうだ。
それでも奏ちゃんはまだ手術に同意していないらしい。
「俺も一度話してみる。ただ、奏ちゃんと面識があったお前に伝えておこうと思って…」
「そっか。私からは何も言わないでおくよ。脳外じゃないし、色んな大人からあれやこれや言われるのはストレスだと思うし。同意、してくれたらいいね。」
「あぁ。」
そこで話をやめ、カンファレンスが始まった。
そして、冴島さんから何か話があるそうだった。
「子供や現場のことも考えて、ヘリは降りることに決めました。内勤だけになりますけど、産休に入るまで働きますので、どうぞよろしくお願いします。」
そう言って冴島さんは頭を下げた。
横では藤川先生が嬉しそうに「悪いね、気、使わせちゃって。」なんて言っていた。
肩に置かれた手をすぐに払っていた冴島さんだが、内心はとても嬉しいんだと思う。
「冴島さんの穴は大きいと思いますが、それを感じさせないように頑張ります。」
「おー、大きく出たね。」
「やる気と自信に溢れているのは頼もしい限りだけど…」
「肩の力を抜いて、頑張っていこー！」
雪村さんの言葉に私達はそんな言葉を交わした。
そんな時、ホットラインが鳴り響いた。
バーベキュー中にカセットコンロが爆発して、30代の男性と8歳の子供が怪我をしたそうだ。
ドクターヘリが出動することになり、橘先生、名取先生、雪村さんが向かおうとした時だった。
橘先生の携帯が鳴り、途端に表情が曇りだした。
「藍沢、すまんが代わりに行ってくれ。」
「はい。」
藍沢先生が橘先生から無線を受け取った時、橘先生がボソリと言った。
「息子が急変した。」
その言葉にゾワっと鳥肌がたった。
橘先生の息子さんの優輔君は拡張型心筋症だ。
補助人工心臓をつけており、今も心臓移植のためのドナーを待っている。
そして、いつ急変してもおかしくない。
最悪の事態が頭をよぎるが、橘先生は小児科へ駆け出して行った。
藍沢先生達は現場へ飛び、残った私達は受け入れの準備を始めた。
少しして橘先生から連絡があり、優輔君を初療室に運ぶそうだ。
腹痛を訴えており、内視鏡をするようでその準備を進め、3名の患者の到着を待った。
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フィアー(プロフ) - 本ニャンさん» ボードに書きました・・・ (2021年2月4日 13時) (
レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - OKです！ (2021年2月4日 13時) (レス) id: 4aed024ceb (このIDを非表示/違反報告)
フィアー(プロフ) - 本ニャンさん» ここではなんですので…ボードに書いて聞きたいこと聞いていいですか？ (2021年2月4日 13時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - フィアーさん» 大丈夫だと思います！私も持っていますが、ドラマとセリフが違うところや、カットされているシーンや構成が違ったりとしていましたので！ただ、小説の方も著作物なので丸々書いてしまうのは余り良くないかもしれません。 (2021年2月4日 13時) (レス) id: 4aed024ceb (このIDを非表示/違反報告)
フィアー(プロフ) - 本ニャンさん» コードブルーの小説でも大丈夫かな？ (2021年2月4日 13時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本ニャン | 作成日時：2019年8月20日 18時
