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Aside
目が覚めると朝になっていて、水を飲もうとテーブルに目をやると「水城先生の所に行け。無理なら連絡しろ」と置き手紙があった。
なんとも耕ちゃんらしい文面だ。
熱も下がり、吐き気もない。
目眩も起こっていないので歩いていけるだろう。
耕ちゃんには「ありがとう。もう大丈夫です。」と連絡を入れて私は水城先生の元は向かった。
「熱も下がったか。それはよかった。」
水城先生はぶっきらぼうに答えた。
「お手数をおかけしました。」
「いや、これが俺の仕事だからな。それより、大丈夫なのか？あまり抱え込むなよ。ストレスは毒だぞ。」
水城先生にはなんでも見通されているのだろうか。
そんな気分だ。
「もう、割り切ったことなのに…なんで身体が弱いんだろうとか…なんでヘリに乗っていたのが私じゃなかったんだろうなとか…いろいろ考えちゃって…」
後から考えても今は変わらない。
冴島さんが目覚めるわけでもない。
「なんで…こうなっちゃったんだろう…」
水城先生は静かに私の話を聞いてくれていた。
そして、口を開いた。
「あんまりこんな事を言う柄じゃないけどさ、運命なんじゃないのか？それは、俺達人間には覆せない。冴島さんが目覚めないのも、お前の身体が弱いのも運命だ。だが、覆せなくても対処はできる。」
水城先生は私をまっすぐ見つめた。
「俺はお前の虚弱体質を治してやれなくても、支えてやる事は出来る。これが俺の出来ることだ。つまり、出来る事をやるしかないんだ。悔やむ事なんか後からいくらでも出来る。弱音を吐くことも出来る。立ち止まることも出来る。だが、いつかは進まなくてはならない。」
水城先生の言う通りだ。
心が軽くなった気がした。
「あーなんで私いつも同じ所で躓くんだろう。いろんな人に同じ事言われている気がします。」
「それは学習能力がないだけじゃないのか？」
「え、さっきまでの優しいくてカッコいい先生はどこに？」
他にも注意や指示を受けて私は先生の元を後にした。
冴島さん…早く目覚めるといいな…
冴島さんが目覚めないと藤川先生も元気ないだろうし…
なんて思いながら歩いていると
「あの！落としましたよ！」
後ろから声をかけられた。
制服を着て、点滴棒を片手に持っている女の子だった。
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フィアー(プロフ) - 本ニャンさん» ボードに書きました・・・ (2021年2月4日 13時) (
レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - OKです！ (2021年2月4日 13時) (レス) id: 4aed024ceb (このIDを非表示/違反報告)
フィアー(プロフ) - 本ニャンさん» ここではなんですので…ボードに書いて聞きたいこと聞いていいですか？ (2021年2月4日 13時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - フィアーさん» 大丈夫だと思います！私も持っていますが、ドラマとセリフが違うところや、カットされているシーンや構成が違ったりとしていましたので！ただ、小説の方も著作物なので丸々書いてしまうのは余り良くないかもしれません。 (2021年2月4日 13時) (レス) id: 4aed024ceb (このIDを非表示/違反報告)
フィアー(プロフ) - 本ニャンさん» コードブルーの小説でも大丈夫かな？ (2021年2月4日 13時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本ニャン | 作成日時：2019年8月20日 18時
