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医局に戻ると何故か横峯先生が泣いていた。
「どうしたの横峯先生。藍沢先生にでも泣かされた？」
「まさにそうです。」
側に駆け寄り、そう訊くと後ろから雪村さんの声がした。
「藍沢先生が…患者さんをモノみたいに言ってて…」
横峯先生が泣きながら私に訴えた。
とうとうやったな…
「横峯先生。いつまでも泣いてちゃだめ。藍沢先生の言い方は悪い。でもね、私達外科医は経験を積むことでしか腕を磨くことができない。逃げることは許されない。」
「青井先生…」
「大丈夫。誰だって最初は下手くそだから。皆、練習して上手くなっていったんだから。」
「…そうですよね。ありがとうございます。」
横峯先生は涙を拭った。
「胸腔ドレーン。見ててあげるから練習しよう。」
「はい！」
横峯先生は大きく笑った。
彼女の笑顔には元気付けられるな…
そのままつきっきりで教えてあげた。
横峯先生に教え終わって医局のソファーで休んでいた。
「ふぁ…眠い…」
昨日ちゃんと寝たはずだけどな…
ちょっと仮眠…
と思ったがホットラインが鳴り響いた。
本日初だな…
今日のヘリ担当…確か…
藍沢先生と横峯先生…
まあ、心配はないか。
と思いながら初療室へ向かった。
患者は7歳と4歳の女の子とそのお母さん。
そして驚く事に
「横峯先生が現場の指揮取ってる！？」
藍沢先生なんとまあ…
私が心配しても仕方ないか。
少ししてヘリが戻って来たがそのまま行ってしまった。
「横峯、張り切ってんな。」
藤川先生がそう言った。
私の心配はいらなかったみたいだね。
さて、集中集中。
最初に搬送されたお母さんの治療が終わった。
ふと見ると白石先生がCS室で誰かに指示を送っていた。
「どうしたの？何かあった？」
「今、藍沢先生から横峯先生が胸腔ドレーン入れるからフォローしてやってくれって連絡があったの。横峯先生、ちゃんと成功したよ。」
白石先生のその言葉にホッと胸を撫で下ろした。
帰ってきたら誉めてあげないと。
踵を返したときだった。
頭からサッと血の気が引いた。
しゃがみこんでしまい白石先生を驚かせてしまった。
「大丈夫大丈夫。多分寝不足かな。ちょっと仮眠取りまーす。」
と白石先生の制止を振り切ってCS室を後にした。
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フィアー(プロフ) - 本ニャンさん» ボードに書きました・・・ (2021年2月4日 13時) (
レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - OKです！ (2021年2月4日 13時) (レス) id: 4aed024ceb (このIDを非表示/違反報告)
フィアー(プロフ) - 本ニャンさん» ここではなんですので…ボードに書いて聞きたいこと聞いていいですか？ (2021年2月4日 13時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - フィアーさん» 大丈夫だと思います！私も持っていますが、ドラマとセリフが違うところや、カットされているシーンや構成が違ったりとしていましたので！ただ、小説の方も著作物なので丸々書いてしまうのは余り良くないかもしれません。 (2021年2月4日 13時) (レス) id: 4aed024ceb (このIDを非表示/違反報告)
フィアー(プロフ) - 本ニャンさん» コードブルーの小説でも大丈夫かな？ (2021年2月4日 13時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本ニャン | 作成日時：2019年8月20日 18時
