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その後、メモの子と気管切開の人は手術に入ることになった。
眼鏡の人は麻酔科などに連絡。
もう一人はご家族への連絡を言い渡された。
「ドクターヘリでは1つのミスも許されない。限られた機材限られた時間で瀕死の患者を救い出す。ミスは即患者の死だ。その重圧に耐えられる精神力を持った者とその腕を持った者だけがヘリに乗る資格がある。お前ら全員ライバルだ。能力のない者から振り落とされるいいな。」
それが指導医と思われる方から貰った最初の言葉だった。
ライバル…か…
あの二人の眼中に私はいないんだろうな…
あの五人の中で私一人が何もできなかった。
という私があの人から言い渡されたのは…
「お前、手術の後に俺の所にこい。」
早々に呼び出しをくらいましたとさ。
「能力のない者から振り落とされるいいな。」
その言葉が頭に浮かんだ。
私…動かなかったけど…
まさか…振り落とされるの…
頭が真っ白になった。
「おい、何をしている。」
後ろから声がした。
「お前だよ。」
「すみません…」
先生は席に腰かけた。
「覚えてないかぁ？俺の事。」
突然そう言われた。
先生の事…
必死に記憶を辿った。
「すみません…」
「そうかぁー。覚えてないか。」
覚えていなかった。
きっかけがあれば思い出せると…思う…
「俺とお前は昔に会っているんだ。医者と患者としてな。」
医者と患者として…？
「お前は昔に交通事故に遭ってうちの本院に運ばれてきた。その時にお前の心臓を診たのが、俺だ。」
まさかのカミングアウトだった。
「そう…だったんですね。その節はどうもありがとうございました。」
「まぁ、覚えてないのも無理ないか。なんせ、あの後は大変だったらしいな。」
私は中学生の頃に大きな交通事故に遭った。
両親も一緒だった。
でも…父と母は亡くなった。
私だけが助かったのだ。
「昔話もこれぐらいにしてだな。お前、もっと積極的に動け。全部気づいてたんだろ。気管切開もFASTの事も。」
ちゃんと、見ててくれてたんだ…
胸が高鳴った。
「まだ初日だ。振り落とされん様に頑張れよー」
先生は医局を後にした。
…あ、名前訊くの忘れた。
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本ニャン(プロフ) - シロップさん» 物語の中身としてはあまり気にせず思いきって書くことがポイントです！気にしすぎるとかえって書きたい事が書けませんからね。あとは他の作品を読んでいいと思った事はどんどん真似しましょう！たくさん書くことが一番良いです！参考にしてもらえたら嬉しいです(*^^*)っ (2018年7月14日 18時) (
レス) id: 5208eaeae5 (このIDを非表示/違反報告)
シロップ(プロフ) - 本ニャンさん» 作品を書く時のコツとポイントを教えてくださいませんか？ (2018年7月14日 8時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - ルビーさん» はい！何時でもコメントしてくださいね！応援してます！ (2018年6月15日 23時) (レス) id: 5208eaeae5 (このIDを非表示/違反報告)
ルビー(プロフ) - いえ！またアドバイスしてもらってもよろしいでしょうか？ (2018年6月15日 23時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - ルビーさん» そう簡単な事ではないですが、勇気を出すことも大切だと思います！違反を受けてしまった場合は素直に削除するしかありませんけどね。この拙い言葉でルビーさんが勇気を出してくれれば私は嬉しいです！生意気ですみませんm(__)m (2018年6月15日 22時) (レス) id: 5208eaeae5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本ニャン | 作成日時：2018年5月11日 7時
