検索窓
今日:40 hit、昨日:91 hit、合計:631,632 hit

1st 25 ページ26

おばあちゃんは今個室に移動し、西条先生に診察をしてもらっている。



怪我による一時的な健忘症…または…認知症…



おばあちゃんが認知症なんて信じたくない。



でも…一番ショックなのは耕ちゃんのはず…



血の繋がってない私が悲しむ資格はない…



「どうした?食わないのか?」



「あ…ううん。ちゃんと食べるよ。食べないとまた血液内科の先生に怒られるから。」



食堂に来ていた事を忘れていた。



席に行くとあの三人がおばあちゃんの事を話していた。



「やっぱり、認知症?」



「そうだ。」



耕ちゃんは緋山先生の言葉を肯定した。



気まずい空気が私達を支配した。



その空気を壊したのは耕ちゃんだった。



「6歳からあのばあちゃんに育てられてる。親はいない。家は貧乏で、奨学金で大学に行った。他何か訊きたいことは?」



また沈黙が訪れた。




おばあちゃん…私を引き取るなんて、やっぱり無茶な事だったんだな…



サラダを口に放り込んだ。









 









 









ホットラインが鳴った時だった。



「藍沢先生!絹江さんが!」



今日のヘリ担は耕ちゃんだったはず…



耕ちゃんが病室に走ったので私も走った。



「藍沢さん分かりますか?急に苦しみだして…」



おばあちゃんのベットには小銭が散らばっていた。



「ねぇ…もしかして…」



「あぁ。小銭を誤嚥したのかも。」



その時だった。



『ドクターヘリエンジンスタート』



ヘリの要請がかかっていた。



耕ちゃんは迷っていた。



「ヘリに行って。私でもできる。」



ヘリに乗るように促した。



「…後は頼む。」



耕ちゃんは走って行った。



「喉頭鏡下さい!あとマギール鉗子!」



「はい!」



ナースに指示をした。



でも…何で…



私の頭の中では疑問が広がっていた。









_____________________

ドラマでは白石先生でしたが、物語進行の都合上夢主にやってもらいました。

1st 26→←1st 24



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (162 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
679人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

本ニャン(プロフ) - シロップさん» 物語の中身としてはあまり気にせず思いきって書くことがポイントです!気にしすぎるとかえって書きたい事が書けませんからね。あとは他の作品を読んでいいと思った事はどんどん真似しましょう!たくさん書くことが一番良いです!参考にしてもらえたら嬉しいです(*^^*)っ (2018年7月14日 18時) (レス) id: 5208eaeae5 (このIDを非表示/違反報告)
シロップ(プロフ) - 本ニャンさん» 作品を書く時のコツとポイントを教えてくださいませんか? (2018年7月14日 8時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - ルビーさん» はい!何時でもコメントしてくださいね!応援してます! (2018年6月15日 23時) (レス) id: 5208eaeae5 (このIDを非表示/違反報告)
ルビー(プロフ) - いえ!またアドバイスしてもらってもよろしいでしょうか? (2018年6月15日 23時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - ルビーさん» そう簡単な事ではないですが、勇気を出すことも大切だと思います!違反を受けてしまった場合は素直に削除するしかありませんけどね。この拙い言葉でルビーさんが勇気を出してくれれば私は嬉しいです!生意気ですみませんm(__)m (2018年6月15日 22時) (レス) id: 5208eaeae5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:本ニャン | 作成日時:2018年5月11日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。