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藍沢side



顔の傷を白石に手当てしてもらった。



「大丈夫…?じゃないよね…ごめん。」



「ばぁちゃんは…自分の事はいつも後回しだった。」



話すつもりはなかったのに何故か白石に話始めていた。



「俺のために…自分の人生を犠牲にしてきた。」



「そんなことないよ。…そんなことないと思う。」



白石は励ますかのようにそう言った。



「認知症で混乱しているだけだと言いたいのか。」



でも俺は白石にそんな言葉しか投げつける事が出来なかった。



「少なくとも、犠牲だとは思っていない。貴方のために何かをすることは嬉しかったと思う。」



嬉しかった…か…



「ありがとう…傷の手当て。」



白石から傷テープをひったくり処置室を後にした。



エレベーターに乗り込むと緋山がいた。



「明日、HCU担当だろ?松山さん、まだ微熱続いてるから、尿に注意してくれ。」



いつも通りに仕送りをした。



「…分かった。」



白石とは違い、ばぁちゃんの事には触れてこなかった。



そう思ったのも束の間だった。



「流石。感心する。こんな状況でよく平気ね。唯の幼なじみの青井でも動揺しているのに。」



コイツも白石と同じか…



「しょうがないだろ。何かを盗られたと思い込むのが認知症の症状の一つだ。それに…貧乏な上に孫と知り合いの娘まで引き取って育てた。誰だって金にうるさくなるさ。」



初めてこんなことを話した。



「泣くけどなぁ…私なら。だってしょうがないじゃん。たった一人の身内が病気になったんだから。」




緋山がそう言ったあとにエレベーターが到着した。



「青井…仮眠室で点滴受けてるから。後で見てあげて。」



去り際にそう言って行った。



しょうがないか…



それで済ますことが出来るのなら俺は医者にはならなかったはずだ。



俺も…Aも…




緋山の言う通りAは仮眠室にいた。



点滴は安定剤だった。



前にAが藤川に対して『人を失う辛さが分からないのによく医者をやってられるな。』とキレたらしい。



俺も…コイツらからしたらそう見えているのか…?



疑問しか頭に残らなかった。

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本ニャン(プロフ) - シロップさん» 物語の中身としてはあまり気にせず思いきって書くことがポイントです!気にしすぎるとかえって書きたい事が書けませんからね。あとは他の作品を読んでいいと思った事はどんどん真似しましょう!たくさん書くことが一番良いです!参考にしてもらえたら嬉しいです(*^^*)っ (2018年7月14日 18時) (レス) id: 5208eaeae5 (このIDを非表示/違反報告)
シロップ(プロフ) - 本ニャンさん» 作品を書く時のコツとポイントを教えてくださいませんか? (2018年7月14日 8時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - ルビーさん» はい!何時でもコメントしてくださいね!応援してます! (2018年6月15日 23時) (レス) id: 5208eaeae5 (このIDを非表示/違反報告)
ルビー(プロフ) - いえ!またアドバイスしてもらってもよろしいでしょうか? (2018年6月15日 23時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - ルビーさん» そう簡単な事ではないですが、勇気を出すことも大切だと思います!違反を受けてしまった場合は素直に削除するしかありませんけどね。この拙い言葉でルビーさんが勇気を出してくれれば私は嬉しいです!生意気ですみませんm(__)m (2018年6月15日 22時) (レス) id: 5208eaeae5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:本ニャン | 作成日時:2018年5月11日 7時

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