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5話 ページ6

その後、中原さんが明日の夜に迎えに来ると云った。



外向きには中原さんが拐った事になるけれど…



私はポートマフィアに持って行く物を用意した。



と云っても拳銃やナイフしかないけれど…私がポートマフィア時代に使っていたね。



押し入れを漁っていると何か箱が出たきた。



私には覚えがなかったので多分治さんのだろう…



A「?鍵が…」



箱に鍵がかけられていた。



でも私には治さんに教えてもらったピッキングが有るので鍵は直ぐに開いた。



中は治さんに宛てられた手紙だった。



差出人の名を見ると…



A「なっ…!?」



私は其の手紙をポートマフィアに持って行く事にした。



次の日の夜…



私の部屋は治さんと一緒なので『少し散歩してきます。』と云って外に出た。



玄関にはもう中原さんがいた。



中也「いいんだな。」



中原さんは悲しそうな顔をした。



私は其とは反対に笑顔を作った。



A「はい。元々いた処です。裏切る形だけど…皆を…守る為だから…!」



中也「そっか…太宰の奴にも云ってないんだな。」



私は頷いた。



中也「…行くか…」



私は中原さんの後について行った。



明日には治さんが私を探しだすだろう。



私が家に帰らなかった事はないから…



探偵社の人達も慌てるだろうな…



A「ははっ…人を裏切るって…こんなのだっけ…」



今まで何度もしてきただろうに…



なんで…今…



心がとても痛いのだろう…?



痛くて…痛くて…



涙がでるよ…



A「ヒック…なんっで…」



中也「A…」



中原さんに抱き締められた。



背が変わらないから中原さんの後ろの景色が見えているけど…



中也「何の目的で手前が戻ってくるかは知らねぇ。が、手前が決めた事だ。腹を括れ。」



そう云って私を離した。



私は涙を拭って再び歩き出した。

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本ニャン(プロフ) - hiさん» ありがとうございます。受験と両立出来るように頑張ります! (2017年10月9日 9時) (レス) id: 014e2025ab (このIDを非表示/違反報告)
hi - 凄く楽しかったですこれからも頑張ってください (2017年10月9日 9時) (レス) id: 8a1cd5ab5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:本ニャン | 作成日時:2017年1月3日 13時

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