34話 ページ35
敦side
A「どう?私の過去は…」
Aさんの過去を全て知った。
太宰さんから聞いた分も有ったけど…
幼少期の事まで聞くと…とても辛い出来事だった。
でも…1つAさんに云える事が有る…
敦「人を…人を救う側じゃないんですか?なんで…ポートマフィアに…」
そう云うとAさんの目が据わった。
とても…冷たい目だった。
A「貴方に教える事じゃない。」
ただ其れだけを云った。
そして…こう続けた。
A「中島君。私と賭けをしよう。」
Aさんはそう云った。
A「今から私と戦ってもらう。私が勝ったら中島君は大人しく帰って。もし…私が負けたら…その時は私のやっている事が間違いだと認めてあげる。」
Aさんは僕から少し離れた。
Aさんに勝てばいい…
勝てば…戻って来るかもしれない…
敦「分かりました。その勝負、受けます。」
僕がそう云うとAさんは怪しく笑った。
そして…左目に手をかけていた。
A「ごめん。1つ…訂正があるや…」
そう云って左目の包帯を外した。
左目は右目の青と違い、真っ赤に透き通っていた。
A「実際に戦うのは私じゃない。
その時…僕の頭に太宰さんが云っていた事が思い浮かんだ。
『死神には気をつけて』と…
A「異能力…『合わせ鏡、死神』!!」
Aさんがそう云った後、後ろから黒い物が出てきた。
其れがだんだん人の形になり、大鎌を持った夜叉となった。
これが…死神…
A「私の異能力は凡る能力を模倣できる。だから…私の知っている異能は全て使う!でも…治さんの能力だけは使わないであげる。」
そう云って拳銃を構えた。
A「云っておくけど、私は作助さんが銃の師匠だから。体術だって中原さんに教わった。」
つまり…不足はないと云う事。
僕も両手を虎化した。
敦「絶対に…貴方を連れて帰ります!」
A「うん…楽しみにしているよ…!」
とAさんは引き金を引いた。
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本ニャン(プロフ) - hiさん» ありがとうございます。受験と両立出来るように頑張ります! (2017年10月9日 9時) (レス) id: 014e2025ab (このIDを非表示/違反報告)
hi - 凄く楽しかったですこれからも頑張ってください (2017年10月9日 9時) (レス) id: 8a1cd5ab5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:本ニャン | 作成日時:2017年1月3日 13時