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『天井がまた崩落した。地下道が完全に塞がっている。俺達がいるところは大した事ないが、向こう側の様子はわからない。うちのスタッフは無事か。』
「冴島さん、横峯先生、新海先生、青井先生はここにいる。緋山先生、藤川先生、名取先生、聞こえたら応えて。」
白石先生はバラバラになった人達に問いかけた。
『緋山、名取は無事。』
緋山先生の声でそう聞こえてきてホッと胸をなでおろした。
『でも、マズい事になった。』
「どうしたの？」
『崩落で前後を完全に塞がれた。前にも後ろにも行けない。』
緋山先生と名取先生は瓦礫に閉じ込められてしまったらしい。
『20�僂�らい隙間があります。人が通るのは無理ですね。』
『患者は34週の妊婦。重症頭部外傷で黒タグ。胎児は救命の可能性がある。妊婦の旦那さんは緑。それと、消防隊員が1人…黄タグね。』
緋山先生からそう報告が入った。
ここもすぐに救出は無理か…
ふと目線を移すと顔を真っ青にしている冴島さんが目に入った。
あれ…藤川先生は…？
「藤川先生！」
白石先生が再度呼びかけるが反応はなかった。
私達が治療を続ける側では白石先生が消防隊から状況説明を受けていた。
「天井を支える岩盤の上に地下水が溜まっていて、それが崩落の原因です。」
「負傷者の数は？」
「辻が谷駅側の崩落の規模がわかっていません。この付近は電源ケーブルが切断されて証明も落ちています。」
「まだ崩れるのか。」
「工事関係者が分析していますが、溜まっていた地下水は2回目の崩落で全部抜けた可能性が高いです。」
そう言った時、1人の消防隊員が駆けてきた。
「辻が谷駅側で負傷したレスキューから連絡入りました。被害、かなり大きいです。亡くなっている人もいるようです。」
その報告でその場に一気に緊張感が走った。
冴島さんの顔も強張っていた。
「横峯先生、冴島さん、辻が谷駅側で待機して。安全確認が取れ次第、崩落現場に向かって。」
白石先生からそう指示が出た。
「…冴島さん…行ける？」
ホワイトボードを見つめていた冴島さんに声をかけた。
「行けます。」
「大丈夫よ。藤川先生はきっと大丈夫。」
白石先生にそう言われ、冴島さんは強く頷き横峯先生と現場へ向かった。
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本ニャン(プロフ) - 咲空さん» ありがとうございます！劇場版も喜んで貰えるように頑張ります！！ (2022年4月5日 20時) (
レス) id: 4aed024ceb (このIDを非表示/違反報告)
咲空(プロフ) - 3rdシーズン完結お疲れ様でした！！青井先生と藍沢先生の関係性がとても魅力的で最後まで楽しく読ませていただきました(*^^*)。劇場版の方もとても楽しみにしてます✨無理のない範囲で更新頑張ってください！ (2022年4月5日 19時) (レス) @page39 id: ce397de9af (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - 夕紀潤さん» ありがとうごございます！この言葉を励みに頑張ります！！ (2021年9月12日 8時) (レス) id: 4aed024ceb (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - マナさん» 質問等はボードで受けます。以後、コメント欄でこのような事はしないでください。 (2021年9月12日 8時) (レス) id: 4aed024ceb (このIDを非表示/違反報告)
夕紀潤(プロフ) - 最初から一気読みしました。続き楽しみにしています。試験大変だと思いますが頑張ってください。 (2021年9月12日 2時) (レス) id: 965750ff3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本ニャン | 作成日時：2021年4月24日 21時
