四十八 ページ9
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「俺は、べつに柊になんか言われたとかされた、とかじゃなくて…今までの行動見てたらなんとなく」
「行動？」
「ああ。例えば、発端になったあの事件。
桐ヶ谷が悲鳴をあげてから俺らは駆けつけたけど」
そしたら、柊さんが扉をあけて飛び出したんだよね。
「自分が突き落としたなら、飛び出してくるか？」
「…え？」
「自分で突き落としたんだから、焦る必要ないだろ？わかってた事なんだから。でもあの時の柊は、すごい焦ってた。」
…あ。確かに。
「俺だったら、あの場に残って泣くけどね。そっちのほうが、信じてくれる可能性高いし」
「冷静な柊さんなら、カッターで切った後どうするかなんて考えていたはず…」
「ああ…それに」「あの時、」
カルマくん、神崎さんの言葉に頷いた磯貝くんの言葉を遮って、イトナくんが言った。
「あの時、柊は物凄いスピードだった」
「……そう。人気に嫉妬して、桐ヶ谷の事を嫌っていたら、あそこまで急がないだろ？」
「骨折とかしてたら、ゆっくり行った方が苦痛味わせられるもんね」
「カルマくん……」
カルマくんの言葉にはそう言ったけど
確かにその通りだと思った。
「柊が本当にしたんだとしたら、色々と可笑しな点がありすぎる。だから俺は」
「柊さんがやった…とは思わない」
僕の言葉に、小さく頷いた。
「原さんは？」
「私？私はね……特にないかな！」
……ないの！？
いや、べつにないからどうってことじゃないけど…。
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天宮あめ(プロフ) - 中学生の頃にこの作品に出会って、社会人になった今ふと思い出して読み返してます…。この作品大好きです… (4月15日 18時) (
レス) @page43 id: e3e1e5add3 (このIDを非表示/違反報告)
ただのフルート吹き - 出てきた弟君の名前が自分の入れた主人公の名前で笑うw 入れた名前遥 (はるか) 弟君の名前遥 (はる)ではるか、はるコンビですねww (2018年9月9日 18時) (レス) id: 5df5497f85 (このIDを非表示/違反報告)
夏色ポニテ(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも応援しています！ (2016年5月24日 18時) (レス) id: 8b1d927ae9 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 主人公遂にキレましたね！！この後どう続くのか本当に楽しみです！！ (2016年5月24日 17時) (レス) id: 12dc1de63f (このIDを非表示/違反報告)
茘枝(プロフ) - ばじるそーすさん» そうですね…続編に移行するギリギリまで残しておいていいですか？移行する直前に削除しますので… (2016年5月24日 7時) (レス) id: 97924ff770 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茘枝 | 作成日時：2016年3月19日 17時
