七十三 ページ34
「えー…柊？」
『あぁ…悪い前原。わざわざ送ってくれて』
そう
雨に打たれて困っている遥を、なんと前原が傘に入れてくれたと言うのだ。
前原に家が知られたのは不本意だけど、連れて帰ってくれたことには感謝しないといけない。
今度はバスタオルを手渡しして、近くの時計を見た。
……9時。中途半端だ。
「…………なぁ」
すると、前原が話しかけてきた。
「バケモノって、どういうことだ」
…………またその話か。
『………その話なら、磯貝が知ってる』
確か、こいつらは仲が良かったはず。
『そいつに聞け』
そう言って、私は玄関の扉を指差した。
『遥を拾ってくれて助かった。恩にきる。でもそれとこれとは話が別だ。帰って』
前原はそれに反することもなく、さっさと家を出て行った。
……問題は、あいつだ。
大きくため息をつき、キッチンに向かった。
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天宮あめ(プロフ) - 中学生の頃にこの作品に出会って、社会人になった今ふと思い出して読み返してます…。この作品大好きです… (4月15日 18時) (
レス) @page43 id: e3e1e5add3 (このIDを非表示/違反報告)
ただのフルート吹き - 出てきた弟君の名前が自分の入れた主人公の名前で笑うw 入れた名前遥 (はるか) 弟君の名前遥 (はる)ではるか、はるコンビですねww (2018年9月9日 18時) (レス) id: 5df5497f85 (このIDを非表示/違反報告)
夏色ポニテ(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも応援しています！ (2016年5月24日 18時) (レス) id: 8b1d927ae9 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 主人公遂にキレましたね！！この後どう続くのか本当に楽しみです！！ (2016年5月24日 17時) (レス) id: 12dc1de63f (このIDを非表示/違反報告)
茘枝(プロフ) - ばじるそーすさん» そうですね…続編に移行するギリギリまで残しておいていいですか？移行する直前に削除しますので… (2016年5月24日 7時) (レス) id: 97924ff770 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茘枝 | 作成日時：2016年3月19日 17時
