II−4 ページ36
「………何その目。喧嘩でも売ってんの？」
『…違う。違うからとりあえず落ち着いて』
荒れてる俺を宥めるように、手を出した柊さん。
「鬱陶しいっつってんのがわかんないのっ？」
その手を払った。
『……は？』
「は？じゃねぇよっ！」
ガタッと立ち上がった。
後ろで座っていた椅子が倒れて、相当な音をたてた。
「今まで散々拒否してたくせに！？なに、点取れなかった俺のこと慰めてんの！？同情してんの！？
いらねぇんだけど！」
そろそろ、俺も限界だった。
「いくら話聞こうとしても何も話さないしさぁ！避けてた癖にこういう時だけ話しかけてくるわけ！？」
『……違う、避けてな…』「黙れよ！」
柊さんらしい冷静な声だった。
それを遮るのは、俺の荒ぶった声。
みっともない。
「あんたがあぁいう目に遭ったのは、そういう態度が原因じゃないの！？なんで変えようとしないんだよ！渚くんたちにキレる前に、自分の行動見直したら！？」
『…ごめん』
違う。こんなこと言いたいんじゃない。
ただ、俺の機嫌が悪かっただけ。
柊さんのこういう性格を見越して、告白したはずなのに。
「てか何！？今まで柊さんが泣いてるところも笑ったところも見たことないんだけど！
あんた、感情欠落してんじゃないの！？本当にバケモンだね！」
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なず@ヴィル様の旦那です(プロフ) - 弟くんのシーンで号泣しましたあべあぼばぁあ！！！ (2021年1月19日 23時) (
レス) id: c2e37a127a (このIDを非表示/違反報告)
クラ - この小説読んで、凄いスッキリしました！ てかみんな仲良すぎクラスやなぁ。夢主良い人すぎ… (2020年4月11日 20時) (レス) id: 0309de6cd6 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 5年の春にこれ読んで衝撃受けたんだけど、題名忘れて見る事ができないまま一年たち、今日また巡り会えた。すっごい感動。こんな素晴らしい作品作ってくれてありがとう (2018年3月21日 23時) (レス) id: 636a061378 (このIDを非表示/違反報告)
儚音 - とっても面白く感動しました！お話の内容がとっても細かくてとても素敵なお話でした！ありがとうございました！！ (2017年8月26日 1時) (レス) id: 5d49b86cf8 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 結局制裁もなく100話以降は見る価値も無い凡作 (2017年5月12日 20時) (レス) id: bc7cc4db89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茘枝 | 作成日時：2016年7月2日 11時
