君からおっぱとよばれた日3 [BTS]

day26 さよなら ページ38

ユンギside



収録の翌日、
俺たちの宿舎に、Aの両親がAを迎えに来た。


嬉しそうに両親の胸に飛びこむAをみて、よかったなって、そう思いながらも、やっぱり寂しさは隠しきれなくて…。

なんとか泣かないようにこらえ、Aの両親と言葉を交わすと、
何度も何度もお礼を言われた。





宿舎の玄関から出ていくとき、
両親に会えて嬉しそうにしていたAが、泣いたんだ。


おっぱー！っていいながら泣きじゃくるA。
そんなAをなんとか笑顔で見送った俺たちだったけれど、
玄関の扉が閉まった瞬間に、こらえていた涙が溢れた。
俺だけじゃなく、全員が泣いていた。


神様なんて信じるタチじゃないけれど…。
もし神様なんてもんがいるなら、
Aと出会わせてくれたことに心から感謝するよ。

神様。
どうか、
これから先も、Aの笑顔をお守りください。

なんてな。

それから…→←day25-10 ユンギおっぱの告白

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す