君からおっぱとよばれた日3 [BTS]

day25-9 テテおっぱの告白 ページ36

てておっぱの告白


テヒョンside




テヒョン「A〜」


A「てておっぱー！」


テヒョン「A〜」


A「てておっぱー！」




見つめ合って名前をよび合う。


“可愛い”って言葉を作ってくれた昔の人にお礼を言いたいよ。


Aはほんとに可愛い。


ほんとは離れたくなんかないんだ。
いつまでも、僕たちのとこに居て、一緒に過ごして、大きくなっていくところを、大事に大事に見守ってあげたい。


でも、
お父さんとお母さんと一緒にいることが、Aにとって幸せなことだってことも、ちゃんとわかってるからさ…。



テヒョン「A、好きだよ。ずっとずっと大好きだよ。」




真っ直ぐに目を見て伝える。
大事なことは、ちゃんと目を見て話せって、ばあちゃんが言ってた。




A「Aも。Aもてておっぱ大好きよ。」



Aも、真っ直ぐに僕の目をみてそう伝えてくれる。






テヒョン「受け取ってくれる？」



用意したプレゼントの箱をAに手渡す。



A「ん！ありがと！」



ピンクのリボンを引っ張って外して箱を開けるAを見守る。


僕が用意したのは、靴。
子供用にしては、高価なブランドの靴。
シンプルだけど、上品な可愛らしいデザインのものを選んだ。




テヒョン「とびきり素敵な靴をはくとね、そうすると、靴がとびきり素敵なところに連れてってくれるんだって。」


A「しゅてきなとこ？」


テヒョン「そ！Aに、これからも素敵な出会いがたくさんたくさんありますようにって思ったんだ！」



これからAは、どんなふうに成長するんだろう。
何を好きになって、
どんな場所にいって、
どんなことに心を動かされて、
どんな幸せな未来が待っているんだろう。


それを隣で見守っていられないのは、ちょっと悲しいけど、
でも、
離れていても幸せを願う気持ちには、少しも嘘はないからね。
僕と僕の両親がそうだったように。
大事なのは、いつも心が近くにいることだって信じてる。





テヒョン「僕、Aに出会えてよかった。Aはずっとずっと僕達の妹で娘で天使でお姫様！」




ぎゅっと抱きしめた腕の中で、Aが嬉しそうにふふっと笑ってる。


この温かさ、忘れないよ。


いつまでも。

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