君と陽の当たる場所で。【はじめしゃちょーの畑】

『腕相撲』 やふけん ページ7

畑の腕相撲の回の後をイメージしています。
よろしければ動画をご覧になってからお読みください！




やふへゐ先生side


「ビリはようへいくんでーす。」

なんとなく予想はしていたけど、男としてやっぱりちょっと悔しい。
というか、たなっちには勝てるかもと思ってたのに…。


よ「けんすけとか、ボスは無理でも、せめてビリからは脱却したい…。」

俺の呟きが聞こえたらしいけんすけがニコニコと近づいてきた。

け「特訓しましょうよ！」

という訳で、けんすけと腕相撲秘密特訓をすることになった。
下の小部屋に降りて特訓開始。
…の、はずだったのだが、案の定、何度やっても秒殺の俺。
力の差がありすぎて、練習にならない。


よ「これ無理。何回やっても変わらんて。」

け「ようへいさん、もう諦めるんですかー？俺に勝てれば、ビリじゃなくなるどころか畑最強ですよぉ？(笑)」


全力の俺に対して、たぶん３割も力を出していないけんすけが余裕の表情でそう話す。

さすがにそろそろ体力の限界を迎えそうな俺は、最後の勝負に出ることにした。


よ「よし、次が最後。本気だす！
…けんすけ、俺をなめてると痛い目見るよ？」

け「ようへいさんの細腕で俺に勝つなんて無理無理無理無理(笑)」

よ「それはどうかな？」

け「え、マジでゆってんの？？腕折れちゃうよ？(笑)」


手を握り直して、勝負開始。
予想通り俺がどんなに力を込めても、けんすけの腕はびくともしない。


よし、作戦開始だ。

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