君と陽の当たる場所で。【はじめしゃちょーの畑】

『独り占め』 けんはじ ページ27

けんすけside



俺は、無言のままはじめさんの手をひいて、
通りから少し隠れた自転車置き場に入る。
はじめさんの方に向き直って、
そして、
はじめさんを建物の壁に追い詰めた。


は「けんすけ…？」


相変わらず心配そうに俺の名前を呼ぶはじめさんのすぐ横の壁に手を付いて、
真っ直ぐに見つめる。

そして、
伝えたい思いを俺の今の精一杯の言葉で伝えた。


け「俺は… はじめさんと二人がいい。はじめさんは…俺のだから！」


びっくりしたように大きく目を見開くはじめさん。
見つめあったまま時間が流れる。


沈黙を破ったのは、はじめさんだった。


は「わかった。そんな怖い顔すんなよぉ。」


そう言って、いつもの笑顔を見せてくれた。
なんか…嬉しさや、恥ずかしさ、いろんな感情が沸き上がってくる。

そしてなにより、
昨日からの変な緊張から解き放たれて、俺はその場にしゃがみこんだ。


は「ごめんなー。気づいてやれなくて。でも、俺もちゃんとけんすけのこと好きだから！けんすけは、俺のだ！」


そう言って、はじめさんが俺の頭を撫でてくれた。









は「ねぇねぇ、手、恥ずかしくない？」

け「ない！」

は「即答(笑)」


仲直り？をした俺達は、コンビニへの道を歩いていた。
はじめさんの手は、しっかりと俺の手の中にある。


だって、もう絶対放さないって決めたから↑↑




END



・・・・・・・・・・・
リクエストありがとうございました！
でもなんか、けんすけのキャラが迷子だし、攻めてるかどうかも微妙で申し訳ないです(;´д｀)

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