君と陽の当たる場所で。【はじめしゃちょーの畑】

『シャンプー』 とまだい ページ12

だいちぃside



次の日

と「だいちくんだいちくん！」

ともたかか珍しくテンション高めに近づいてくる。

だい「どしたー？」

振り向いた俺に、何故か頭から近づいてくるともたか。
俺の顔の前に頭を差しだして、何やら待っているようだ。

だい「ん？なんだ？」

不思議に思っていると、嗅ぎ慣れた優しい匂いを感じる。

だい「あれ？LUXの匂い？」

と「そうなんです。昨日ちょうどシャンプーなくなってたんで、だいちくんと同じやつにしてみました。」

だい「まじか(笑)」


昨日の質問はそういうことだったのかと思っていると、ともたかがニコニコと俺を見つめてきた。

と「昨日寝てるときに、なんかだいちくんの匂いするなぁってニヤニヤしちゃいました。」

だい「変態かよ！！(笑)」

嬉しそうに話すともたかがちょっと可愛くて、俺は照れ隠しに憎まれ口をたたく。

と「なんか、これなら毎日お風呂入ってシャンプーしようかなって。」

なんだそれ。
かわいいやつだな(笑)


だい「ばかだなー。だったら毎日俺と一緒に寝ればいいのに。」

と「え！いいんですか？？」

だい「だめです。」

と「えーーー。」

あ、やべ。からかうつもりが、ともたか本当にちょっとがっかりしてるっぽい。

…しょーがねぇなぁ。

だい「まあ、ちゃんとお風呂はいるなら考えとく。」

と「わーい！」

落ち込んだ表情から一転して、ぱぁっと笑顔になる。
こいつのこういう素直なところ、
好きなんだよなぁ。




END



あとがき
リクエストありがとうございました！
とまだい…？だいとま…？
ちょっと微妙な感じですが、たのしんでいただけますように(＞_＜)

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