day5-16 ページ40
け「A、ほら。」
A「Aのだいじだいじ…。」
Aがけんすけから受け取ったのは、今朝見せられたピンクのタオルケット。
たな「あー、そっか。寝るときはこれがないと嫌だっていってたっけ。」
け「そうなんだよね。ないとこうなる。」
Aは、けんすけから受け取ったピンクのタオルケットに口元をぎゅっと押し付ける。
泣きそうだった顔も、すっかり安心した表情に戻っていた。
たな「よし。これで寝れるな。よかったねA。」
A「…ん。」
スー…スー…スー……。
け「秒で寝た(笑)」
たな「タオルケットの威力やばいな。なんか、負けた気分。」
け「まぁ、赤ちゃんのときからのクセだから、それはしゃーない(笑)」
ちょうどAが眠りについたところで、寝部屋のドアが開く気配がした。
はじめ、やふへゐ先生、トマトクン、だいちぃがそーっと部屋に入ってきてエアベッドに近づく。
だい「お、寝てる。よかった。(小声)」
は「けんすけが、『やば。A泣いてるかも』とかいって急いで降りてくから心配したよぉ。(小声)」
よ「タオルケットの話、みんなすっかり忘れてたからね。(小声)」
と「Aちゃん、寝顔も可愛いですねぇ。」
スヤスヤと眠るAを起こさないように気を付けながら、みんなが静かにAを見つめる。
だい「ほんと可愛いなぁ…。なんかさ、守ってあげたくなるんだよね。彼女とか、そういうことじゃないのに、すごい不思議な感覚。」
は「わかる。泣いてたり、悲しそうにしてるとなんか胸が痛くなるよねぇ。」
よ「俺もだ…。母性愛的なことかな？」
アダルト組が小声でひそひそと話すのをきいたけんすけが、３人に衝撃的な事実を伝える。
け「こいつの親、28歳だよ。だから、Aがみんなの子どもだとしても、歳的には全然おかしくないよねー(笑)」
は&だい&よ「「まじか……」」
アラサーという現実を突きつけられたことよりも、もしAが自分の子どもだったら、という想像が脳内を駆け巡り、
可愛い…！愛おしすぎる…！と顔のニヤケが止まらないはじめと、やふへゐ先生、だいちぃなのだった。
day5 END
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さちもっち(プロフ) - AAAさん» ありがとうございます！仕事の忙しさで更新が滞ることもありますが、待っていてくださると嬉しいです！コメント、励みになります！ (2019年4月20日 10時) (
レス) id: 15703e9b63 (このIDを非表示/違反報告)
AAA - とても面白くて毎日更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年4月20日 8時) (レス) id: a1c9ffa2b8 (このIDを非表示/違反報告)
さちもっち(プロフ) - あやさん» ありがとうございます！ (2019年4月10日 17時) (レス) id: 15703e9b63 (このIDを非表示/違反報告)
あや - これからも頑張って下さい！ (2019年4月10日 9時) (レス) id: 0a5bcf2422 (このIDを非表示/違反報告)
さちもっち(プロフ) - あやさん» ありがとうございます(°∀°)今、更新しました！楽しんでいただけますように♪ (2019年4月9日 22時) (レス) id: 15703e9b63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さちもっち | 作成日時：2019年3月21日 23時
