君が秘密を明かすまで (ページ7)

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「ご注文のお品はお揃いでしょうか？それではごゆっくりお過ごし下さい」

目の前にはとても美味しそうな今月限定商品の苺のパンケーキとジョングクさん。

何故こんな状況になってるかというと遡ること30分前。

～30分前～

『チョン・ジョングクさん…？』

そう言うとジョングクさんの顔がパッと明るくなって

「そうです！覚えてもらってて良かった笑」

と、とびっきりの笑顔を向けてくれた。

『あの時は助けていただき本当にありがとうございました！！』

「いえいえ、もう体調は大丈夫ですか？」

『はい！もうすっかり笑』

なんて話していると

キュルルルルル

何と恥ずかしいことに私のお腹が盛大になってしまった。しかもまだ会って2回目なのに！！！

あぁ、終わった…命を助けてもらった人の前で腹を鳴らすなんて泣

パッと見上げてみるとジョングクさんがこっちを見て必死に笑いを堪えていた。

『助けていただいた挙句お見苦しい音を聞かせてしまいほんとにごめんなさい！！』

誠心誠意込めてそう必死に謝ると、ジョングクさんは我慢の限界だったのか吹き出して笑い出した。

「笑笑そんな必死に謝らなくても笑本当面白い！笑」

恥ずかしい。非常に恥ずかしすぎる！！

久しぶりにこんなに笑った～なんて言いながらジョングクさんは目元の涙を手で拭き取って笑っていた。

ジョングクはさんは笑いがやっと落ち着いたのか、

「よっぽどお腹空いてたんだね笑立ち話も何だから良かったら一緒に食べに行かない？」

そう提案してくれた。

助けてくれたお礼もしたかったので、私たちは一緒にお昼を食べることになった。

目に入った今月限定の苺パンケーキ。うわぁ、美味しそう。

「ん、そこにする？」

余程私がガン見してたのかジョングクさんがそう言ってくれた。

『…いいんですか？』

「うん、おいしそうだし僕限定ものには目がなくて笑
Aちゃんも食べたそうだし行く？」

『ジョングクさんがいいなら食べたいです！』

「おけ！笑じゃあここにしよう！」

そして今に至る。

目の前のジョングクさんは美味しそうにパンケーキを頬張っている。

→やっぱりイケメンだなぁ。