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ルールは簡単。
3対3で、先に10点とったほうの勝ち。
10点なんてあっという間に試合は終わる、と
思っていたのだが.........
杏「Aいけいけ！！」
「加蓮！！！！」
美「瑞稀ーー！！！！」
莉「美亜やれ！！」
さすが強豪校の元バレー部と言ったところか、
どちらも1歩も引かず、
今は私たちのチームが8点、美亜たちのチームは7点
美「諦めんなよとりいけ！！！！」
あらあらお口が悪いこと、なんて思いながら体を動かす
「加蓮ナイスレシーブ！！！！」
いつの間にかマネの試合を見に、
たくさんの人が集まっている。
木「雛田も面野もすげぇな！！」
及「美亜ちゃんってあんなバレーうまかったの？」
澤「小野原も普段あんな感じじゃないんだけどな」
黒「話は聞いてたけどあそこまでとは.......」
夜「俺も杏樹から聞いたけど、やばいな」
そんな先輩たちの話が聞こえてきて、
心の中でドヤ顔をする。
杏「ぼーっとすんなボケなす！！」
「分かってます、よっと！！！」
杏樹からトスされ、それを思いっきり打つ。
「しゃ！！あと1点！！！！」
あと、少し、あと少しだけ。
まだ、やってたい。
段々と痛む足を抑えてから、また立ち上がる。
杏樹も少し痛むのだろう、時折痛そうな顔をする。
レシーブをして、ブロックをして。
あと1点のためにひたすら動く。
痛い、苦しい、きつい。
それでもまだ、ずっと、この場にいたい、
バレーがしたい。
もう勝ち負けなんてどうでもいいとさえ思えた。
スパイクするときの快感を、
レシーブして、ボールをあげた時の喜びを
思い出してしまったら
もう、やめられない。
ボールが、杏樹の手に触れる。
「杏樹っっっ！！！！！！！！！」
きっとこれで、もう最後だ。
「っ....！！！A！！！！！！！！」
痛む足のことなんて忘れて、杏樹を呼び、
目があった瞬間に、飛ぶ。
あそこに、狙いを。
大きな音をだして、スパイク。
.........あぁ、泣きそう。
ダンっという大きな音とともに、
ボールは相手コートの地面につく。
杏「.......終わったね」
「......うん」
加「久しぶりだった、この感じ」
美「それには同感よ」
瑞「なんか、懐かしかった」
莉「ねー」
「ちょ、なんで莉々亜泣いてんの」
莉「いやみんな泣いてるし」
周りを見ると、なぜか6人全員泣いてて。
たぶんこれが、私たちがちゃんと和解した瞬間だと思う。
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のん - 面白いです！！無理せず、頑張ってください！！応援しとります！ (2022年4月20日 10時) (
レス) @page28 id: 7e78e362e0 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - ちび太さん» ありがとうこざいますー！！頑張ります！最後まで読んでくださると嬉しいですー！！ (2022年4月2日 20時) (レス) id: a04aeb6d0a (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - 雪さん» こんにちは！そう言っていただけて嬉しいです〜！ (2022年4月2日 20時) (レス) id: a04aeb6d0a (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - キラーさん» ありがとうこざいますー！ぜひ最後まで読んでくれると嬉しいです！ (2022年4月2日 20時) (レス) id: a04aeb6d0a (このIDを非表示/違反報告)
ちび太(プロフ) - めっちゃ面白かったです！更新頑張ってください！！ (2022年4月2日 8時) (レス) @page21 id: c4929f0ebb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｱｷ | 作成日時：2022年3月27日 21時
