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不安 ページ19

「半助、ゴメンね
ずっと黙ってるつもりだったけど、もう無理っぽいね」

「そんなこといいよ!それより!傷の方が最優先!」

救急箱を出してくる

「背中が…!!!」

黙って包帯を巻く

「半助、手を動かしながらでも聞いて欲しい」

黙ってうなずく

「もう、八ヶ月になるんだね…

あの頃、私は給料がいいのを理由に、土井家滅亡の仕事に関わった」





「これで、どうでしょう」

品のいい侍女が、一枚の紙を持ってくる

「…
こんなに、頂いてもよろしいのんですか?」

驚きの額に驚きを隠せない

「あぁ、そのかわり、確実に一族を滅亡させる、頼んだぞ」

「こんな任務、たやすいです」

部屋を出され、今回お世話になる忍者隊へ混じる


「組頭、あの女、本当に大川平次渦正の孫なんですか?」

「そうらしい」

信じられない、そんな顔をする部下

「あの、大男でさえも尻に敷く魔物女があのくノ一…」




「履歴書は大体目を通させて貰った」

「そうですか、ならば、堅苦しい挨拶はいりませんね
一時期お世話になります」

1人の組員が手を挙げる

「どうした」

「大川さんは見張り役にでも回したらどうでしょう?
この細くてか弱い女性には、暗殺や戦闘は無理かと」

その言葉が合図のように、周りの組員がクスクス笑い出す

「……」

しまいには組頭も笑い出した

「低脳な奴等…」

懐から苦無をソッと取り出す

スッ!と立ち上がり、組頭へ歩みよる

組頭はがたいが良く、大きかった

その組頭を蹴り倒す

その光景に、組員達が静かになった

「たまいに居るんですよね、新人いびりを楽しむ低脳で阿呆な連中が」

組頭の腹に足を乗っける

「大口叩けないよう、舌を切り取ってしまいましょうか?」

組頭の口の中に手を突っ込み、えずくのを無視して舌を引っ張り出す

「お、おい、冗談だろ?」

組員の1人がたずねる

その言葉に表情も変えず、真顔で

「試してみます?」

舌に苦無を付ける

組頭は声にならない叫び声を立てている

本気だと分かった組頭は落ち着かせようと勤める

「俺達が悪かった!」

「た、頼むから組頭を離してくれ!」


それからと言うもの、Aにモノ申す者は居なくなった

ショボい→←惨事



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絹ごし豆腐 - 涙腺崩壊しましたッ…土井先生に目覚めました (2017年10月21日 14時) (レス) id: 4d70f7c8ca (このIDを非表示/違反報告)
コトミ - 泣きました! これからも頑張ってください あとこの作品の続き書いてみてください ハッピーエンド版を (2015年6月8日 6時) (レス) id: d449398816 (このIDを非表示/違反報告)
咲右エ門(プロフ) - 蓮華さん» ありがとうございます!最後の宣伝というなの宣伝の所に貼り付けている作品に、番外編を書いていきますので!そちらもよろしくお願いします! (2015年4月30日 18時) (レス) id: 29122c5890 (このIDを非表示/違反報告)
蓮華(プロフ) - はじめまして、蓮華と申します。この小説、占ツク通い始めてから読んだ中で初めて泣きました!!本当、感動の一言に尽きる…………!!という感じでした…………土井先生の幼い頃の話、こーゆーの大好きですっ! (2015年4月30日 18時) (レス) id: 55315901ec (このIDを非表示/違反報告)
咲右エ門(プロフ) - 椎茸砂糖の作り方さん» 最後までよんでくださり感謝です!次作もよろしくお願いします! (2015年4月1日 18時) (レス) id: 29122c5890 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲右エ門 | 作成日時:2015年3月26日 8時

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