*LDHのお姫様*

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陸さんが荷物を持ってくれたおかげで

空いた両手を合わせてごめんね、って言ったら、

ほくちゃんが一瞬固まってから抱きついてきた。





『うわ、っ……！』




北人「可愛すぎるって……！」




昂秀「うわあ、今のは可愛かった……」




拓磨「破壊力ヤバいっすね」




海青「無自覚っぽいのがまた……」





皆さんが小さい声で “可愛い” とか言ってるのが

聞こえてきて、顔が熱くなる。

今のどこに可愛い要素あったの……？

驚きと困惑でろくに反応できずにいたら、

壱馬くんがクスクスと笑い出す。





壱馬「顔真っ赤やん、かわい」




『か、わいくなんか……！』




壱馬「可愛いよ、Aは」




北人「うん、可愛い」





頬を撫でながら恥ずかしげもなくサラッと

そんなことを言えてしまう2人の将来が怖い。

涼太くんに負けず劣らずの王子じゃないですか。





『……ありがと、ございます……』




彰吾「おーい、そろそろ俺らも入れてー(笑)」




陣「俺らのこと見えてへんかったやろ(笑)」




壱馬「ああ、すいません！(笑)」




力矢「とりあえず、早いとこ荷物運んじゃおうか」




『あ、そうだった……！』




陸「行こ行こ！」





冷静な力矢さんのひと言で、

ここが道のど真ん中だってことを思い出す。

それから、RAMPAGE全員と私の総勢17人で

私の自宅マンションまで荷物を運び込んだ。

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