*LDHのお姫様*

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縦社会のEXILE TRIBEで育ったおかげか、

RAMPAGEのメンバーはみんな礼儀正しい。

何個も年下の私にも敬語を使うし、

呼び捨てにしたり軽口を叩いたりすることもない。

それ自体はいいことだと思うけど、

どこに行っても末っ子だった私は

先輩扱いされることに慣れてないから、

敬語を使われたり、Aさん、って呼ばれるのが

むず痒くて、慣れないなあってずっと思ってた。

仲良くなりたいです！って言ってくれたこの機会に

ちょっとでも距離を縮められたらいいなあと思って

恐る恐る提案してみた、タメ口と呼び捨て。

2人はちょっと驚いて、でもすごく嬉しそうにも

してくれた。





北人「ほんっとに、いいんですか？」




『は、はい……』




壱馬「ヤバい、めっちゃ嬉しいっす(笑)」





嬉しそうにしてくれる2人の表情が気になって

玲於の背中から少しだけ顔を出すと、

2人はキラキラした目でこっちを見てた。

……こう見ると双子みたいだな、この子たち。





壱馬「あ、顔見せてくれた！」




北人「わ、やっとだあ」




『……ふふ』




玲於「え、どした、なんで笑ってんの(笑)」




『え、や、あの……ふたり、すごい……

キラキラしてるなぁ、って……』




壱馬「キラキラ？

俺らキラキラしてますか？(笑)」




『め、目が……』




玲於「あー、目は確かに輝いてる(笑)

Aさんと話したい！顔見れて嬉しい！って

感じがもう、溢れ出てるもん(笑)」




北人「それは間違いないです(笑)」




『……年上だから、失礼、なんですけど……

かわいいなあって、思っ、た……』




壱馬「あはは！(笑)

それは全然嬉しいっすよ。な？」




北人「うん」




壱馬「てか、あれですよ。

Aさんも、タメとか呼び捨てでいいですよ？」




『え、や、でも……私、年下……』




北人「いいですよ全然。

俺らも、後輩なのにタメ口にしようとしてるし(笑)」




玲於「てか、HIROさんとかオリジナルメンバーに

タメ口きいてんだから、年下とか今更でしょ(笑)」





そこをツッコまれると言い返せない←





『……じゃ、じゃあ……うん……』





2人のキラキラした純粋な目が眩しすぎて、

圧に押されて頷いた。

そしたら、また2人の顔がパアアァって輝いた。

……かわいいなあ、ほんとに。

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