*LDHのお姫様*

ライブリハ ページ13

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『……あ、』





来週行われる私のライブツアー。

ダンサーとしてEXILE TRIBEから何人か

ついてくれることになったと聞いて、

HIROさんとともに顔合わせにやってきた。





『……失礼、します』




隼「あ、おはよーAちゃん！」




『お、はようございます……』ぺこっ





会議室には、EXILEの新メンバー5人、

SECONDの5人、三代目のパフォーマー陣、

GENERATIONS、THE RAMPAGE、E-girlsの

3グループはボーカルも含めて全員……

え、多っ。

思わずHIROさん二度見しちゃったよ。





『こ、こんなにたくさん、

ついてくださる、ん、ですか……？』





HIROさん相手に慣れない敬語を使ってみると

笑いを堪えつつ、いや堪えきれてないけど。





ヒロ「Aのツアーに参加したい人を

LDH内で募ったら、これだけ集まった。

みんな、Aのために来てくれたんだよ。

あとはEXPGからキッズが何人かつくはず。

愛されてんなー(笑)」





なんて言われた。





『……そう、なんだ』





愛されてるのは嬉しいのだけど、

たったひとつ、心配事。





『オリメンさんは、やっぱ忙しい……？』




ヒロ「あー、うん。

一応確認は取ったんだけど、ダメだった。

個々に仕事があるから無理は言えないことは、

分かるよな？」




『ん……』




ヒロ「今回は、俺らの代わりにこいつらが

全力でステージをサポートしてくれるから、

Aはいつも通りに歌えばいい。

何も気負う必要はないよ」




『……分かった。

私、頑張るから。だから……』




ヒロ「ん？」




『ちゃんと、見ててね。

私がステージで歌ってるところ』




ヒロ「……もちろん。

こんなに綺麗な歌姫のステージを観ないなんて

勿体無いこと、出来る訳がない」




『綺麗じゃないし、歌姫は言い過ぎ……』





そんなに褒め称えてもらえるのなら、

絶対に成功させようじゃないか。

久しぶりのライブツアー。

歌いまくるぞー……！

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