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【第20弾】テヒョンの彼女さん亡くなっていたら ページ39

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TH「A〜、果物買ってきた♪」





家に着き扉を開けるなり、彼女の名前を呼ぶ。





TH「今日スーパーでね?安売りだったんだぁ、A好きなの思い出してたくさん買っちゃった。笑」





靴を脱いでる最中、誰もいないかのような空間に一人喋り続ける。





TH「待っててね、切ってくるから。」





そして切り終わった果物を皿に乗せ、仏壇(・・)の前に置いた。

…そう、彼女は1年前既に亡くなっている。

お皿から半分に切ったいちごを一つ口に運んだ。





TH「んふ、美味しいね。美味しい?」





Aの愛らしい笑顔の写真に話しかける。

その笑顔が、まるで大好きないちごを見て嬉しそうに笑ってるような感じがした。





TH「美味しいよね、そういえばAは果物に目がなかったな。。」





“「いちごはね、細かく切るより丸ごと食べた方が美味しい!」”





前に、Aがそんなことを言ってたのを思い出した。

あーあ、早く思い出せば…もう切っちゃったよ笑





TH「ごめん、半分に切っちゃった。笑 丸ごとが美味しいんだっけ?」





問いかけても返事はない。

…そんなことわかってる。けど、、





TH「…っ、Aが隣にいないのって…結構辛いなぁ。。笑」





笑いながらも自分の目からは涙が落ちる。





TH「もう1年も経つのに…全然慣れないよ。…Aっ、…」





涙が止まらず、片手で目元を抑えた。





TH「愛してるよ、、」





その時、窓から暖かな空気が自分を包むように吹いていく。

その温もりが、Aから抱きつかれてる時と同じ温かさだった。





“「ごめんね、愛してる。」”



fin.

▽ジョングクの彼女さん亡くなっていたら→←▽もし彼女さん誘拐されたらジョングクは?



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kaede1893(プロフ) - パスワード教えてほしいです... (2019年7月30日 14時) (レス) id: 783721ccc9 (このIDを非表示/違反報告)
ichigodaihuku(プロフ) - ○! (2019年7月30日 0時) (レス) id: ed19f2b0b5 (このIDを非表示/違反報告)
kaede1893(プロフ) - ○ (2019年7月28日 21時) (レス) id: 783721ccc9 (このIDを非表示/違反報告)
ナツミ(プロフ) - O (2019年7月28日 19時) (レス) id: 40230b137a (このIDを非表示/違反報告)
ジソ - 絶対◯です! (2019年7月28日 12時) (レス) id: 7e9311d63b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美雨 | 作成日時:2019年5月2日 18時

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