検索窓
今日:1 hit、昨日:26 hit、合計:102,565 hit

【第18弾】テヒョンが病院へ ページ35

.



ガラッ



「っテヒョンア!!!」

医師「あ、彼女さんでしょうか。」

「ハァ…はい、、ハァ…ハァ…」





仕事中、私の携帯にかけられてきた一通の電話。

その用件を聞いた瞬間、頭で考えるよりも先に体が動き、気づけば職場を飛び出していた。





“医師「テヒョンさんが事故に遭いました。」”





症状は、頭を強打し意識不明の状態で頭からの出血。他は数量の切り傷やかすり傷。

もう既に治療済のテヒョンは、ベッドで静かに眠っていた。





医師「まだ目を覚ましていないので、あなたがついていてあげてください。」

「はい…」グスッ

医師「加害者の方はもう既に警察に連行されました。車との衝突事故だったそうです。」





静かに医師の方は部屋を出ていき、私はベッドの隣にある椅子へ崩れるように腰を下ろした。





「…っテヒョンア。。」





私の目から伝う涙は、止まることを知らない。

テヒョンの左手を私の両手で包み、ただテヒョンが目を覚ますことだけを願った。

誰が、、こんなことを、





「テヒョ、っ…私を置いて死なないで…」





彼の頬を優しく撫で、包んでいた彼の手のひらを私の頬につけた。

テヒョンの手は思いの外温かく、まるで私に大丈夫だよって言ってくれてるみたいで。





.





何時間だっただろう。

気づくと私は眠っていて、目を覚ますと私の頭は誰かによって優しく撫でられていた。





TH「…A」

「、!」





驚いて顔をあげれば、体を起こしたテヒョンが私に笑顔を向けていた。





「テヒョンっ!!」

TH「ごめんね、」





怪我人にも関わらず勢いよく抱きつくと、テヒョンは力強く抱きとめてくれる。





「テヒョン…テヒョン、…っ」

TH「ごめん、心配かけた。」ギュッ

「っ、死んじゃうかと思ったっ…」

TH「酷いなぁ。笑 俺そんなに弱くないよ。」

「このままテヒョンが目を覚まさなかったらって思うと、、怖くて…」グスッ

TH「少なくとも、Aよりは先に死なないよ。」





事故に遭ったとは思えないほど元気なテヒョンは、優しく私の額へキスを落とす。





「もう二度とこんな思いしたくないっ。」

TH「ごめん、させないから。絶対に。」



fin.

▽ジョングクが病院へ→←▽もしジョングクが運命の人だったら



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (69 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
241人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

kaede1893(プロフ) - パスワード教えてほしいです... (2019年7月30日 14時) (レス) id: 783721ccc9 (このIDを非表示/違反報告)
ichigodaihuku(プロフ) - ○! (2019年7月30日 0時) (レス) id: ed19f2b0b5 (このIDを非表示/違反報告)
kaede1893(プロフ) - ○ (2019年7月28日 21時) (レス) id: 783721ccc9 (このIDを非表示/違反報告)
ナツミ(プロフ) - O (2019年7月28日 19時) (レス) id: 40230b137a (このIDを非表示/違反報告)
ジソ - 絶対◯です! (2019年7月28日 12時) (レス) id: 7e9311d63b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:美雨 | 作成日時:2019年5月2日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。