▽もし彼女さんが事故に遭ったらジョングクは? ページ22
JKside
JK「はぁっ…はぁっ…」
急げ。
ガラッ
JK「Aは…パク・Aはどこにいますか!?…はぁっ…はぁっ…」
看護師「えっと…205号室です。」
部屋番号を聞きその部屋へ走り向かう。
205号室の前に辿り着き、勢いよく扉を開けた。
ガラッッ!!
JK「っA!!!」ハァ…ハァ…
「……え。」
JK「……?」
俺の目の前に広がる光景は、苦しむAの姿ではなく、食欲旺盛に机に置かれたご飯を食す元気なAだった。
「グ、グク…?どうしたの?」
JK「…事故ったって……」
「まぁ…事故ったは事故ったけど…」
JK「重症だって……」
「え、軽傷軽傷。」
JK「は、…」
俺が聞いた情報は、Aが通行中自転車と衝突し、頭から血を流したという電話がかかって来たんだけど。。
JK「頭から血流してたんじゃないの…?」
「うん、でもほんのちょっと切っただけだし、傷も大して深くないから。」
JK「…じゃあ、大丈夫なの?」
「大丈夫、元気モリモリ♪」
JK「…なんだよぉ〜……」
脱力感。。
疲れてその場に座り込んだ。
「ごめん、なんか誤解させて。」
JK「頭から流血って…普通死ぬと思うじゃん…。、」
「死なないよ。」
JK「でも本来はそうなるって…」
「グクを残して死ぬわけないじゃん。笑」
JK「…」
「まだグクと行きたいところとか、やりたいことが沢山あるのに、そんな未練豊富で死にたくないし。」
JK「…はぁ……そっか。笑」
「そうだよ!」
いつものように明るく可愛らしい笑顔で俺に微笑む彼女に近づき、その小さな体を抱き包む。
ギュッ
「…ちょ、グク?」
JK「その言葉、ちゃんと守り通してね。」
「…どれ?」
JK「俺を残して死なないっていうやつ。」
「あぁ、グクも私残して死なないでね。」
JK「ははっ…死ぬわけないじゃん。そんなの死んでも死にきれないって。」
少し体を離し、愛しいその唇に優しく接吻を落とす。満足気に笑うAが愛しくて愛しくて、また抱き締めるとAからも背中に腕を回してきた。
もう絶対傷付けない。
fin.
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kaede1893(プロフ) - パスワード教えてほしいです... (2019年7月30日 14時) (レス) id: 783721ccc9 (このIDを非表示/違反報告)
ichigodaihuku(プロフ) - ○! (2019年7月30日 0時) (レス) id: ed19f2b0b5 (このIDを非表示/違反報告)
kaede1893(プロフ) - ○ (2019年7月28日 21時) (レス) id: 783721ccc9 (このIDを非表示/違反報告)
ナツミ(プロフ) - O (2019年7月28日 19時) (レス) id: 40230b137a (このIDを非表示/違反報告)
ジソ - 絶対◯です! (2019年7月28日 12時) (レス) id: 7e9311d63b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美雨 | 作成日時:2019年5月2日 18時