6話 ページ8
A「えっ、本当ですか?」
ブチャ「あぁ、ただ午後からでいいか?午前中は仕事があるんだ。」
A「もちろんです!」
私の元気の良い返事にブチャラティさんは頬を緩ませた。
まさか、ブチャラティさんと2人きりでお出かけなんて!長い間一緒にいるが2人きりでどこかに出かける、ということは初めてのことだった。
ミスタ「A嬉しそうだな」
A「…嬉しいよ」
顔にでも出てたのかミスタにからかわれてしまった
しかし、嬉しいのも本当のことだし、否定する必要も無い。
寧ろブチャラティさんに私が少しでもあなたに気があることを知ってほしかった。
ブチャ「そ、ろそろ店を出ようか。混んでくる頃だろうし話も一段落ついたしな」
ナラ「えー、オレもっとAと話してたいよ」
ブチャ「だめだ、店に迷惑になる。それにAももう休憩時間が終わる時間だろう?」
A「あ、はい。そうですね」
嬉しいよって言ったこと困ったのかな、それとも聞こえなかっただけ?
ブチャラティさんはモテるから、私のこんな言葉じゃなんとも感じないのかな。
アバ「A……A!」
A「わっ、ごめんなさい」
アバ「ケーキ美味かった。また来るぜ」
A「はい、ありがとうございました。」
恋をしていれば傷つくことも迷うこともあるのに、いちいち気に病んでたらダメなのに。
相手の行動で一喜一憂してしまうなんて、やっぱり、ダメだな私。
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鈴木(プロフ) - 星ひかりさん» コメントありがとうございます。完結までまだまだ長い時間がかかるかもしれませんが今後ともよろしくお願いします。 (2019年1月28日 0時) (レス) id: 73a3f062ce (このIDを非表示/違反報告)
星ひかり(プロフ) - とても面白いです!ブチャラティと主人公の近すぎない?関係性がワクワクします笑 (2019年1月19日 22時) (レス) id: e88cb9089a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴木 | 作成日時:2018年12月27日 23時