2話 ページ4
南イタリア ネアポリス。
そこにある1軒のリストランテで私はフロア担当としてバイトをしている。
ブチャ「ブォン ジョルノA、いつもの席空いているかい?」
A「ブォン ジョルノ!ブチャラティさん。今日は5人揃っているんですね。いつもの席空いてますよ」
5人とはブチャラティさんのチームメンバーのこと。
彼らはギャングなのだ。
ギャングといってもレストランの警護や港の仕切りなどを行ってくれる彼らは街のみんなに信頼されてるし、悪い人ではない。というのは2年前から知り合いの私がよく知っていた。
ミスタ「チャオAー。ブォン アンノ!」
A「ミスタ!ブォン アンノ!」
ミスタはとても気さくな人で少し軽そうに見えるが正しいと思ったことを真っ直ぐに信じる。5人の中で1番仲の良い人物だ。
ナラ「A〜あけましておめでとう〜!」
フーゴ「ブォン アンノ。ナランチャ、君日本語が話せたのですか?」
ナラ「Aに教えてもらったんだー」
2人は本当に仲が良い。フーゴはナランチャによく勉強を教えてあげていた。
A「ナランチャは頭がいいんだね」
ナラ「へっへー、オレやればできる子なんだぜ?」
フーゴ「…3×8は?」
ナラ「え!?えーと…12!」
騒ぐナランチャとフーゴを横目にドアに視線を移すと呆れ顔でその光景を見つめるアバッキオさんがいた。
A「ブォン アンノ、アバッキオさん。いつもの席空いてますよ」
アバ「あぁ、いつもすまないな。こいつらも連れていく」
ありがとうございます。と伝えるとアバッキオさんは騒ぐ2人を静めて席に着いた。
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鈴木(プロフ) - 星ひかりさん» コメントありがとうございます。完結までまだまだ長い時間がかかるかもしれませんが今後ともよろしくお願いします。 (2019年1月28日 0時) (レス) id: 73a3f062ce (このIDを非表示/違反報告)
星ひかり(プロフ) - とても面白いです!ブチャラティと主人公の近すぎない?関係性がワクワクします笑 (2019年1月19日 22時) (レス) id: e88cb9089a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴木 | 作成日時:2018年12月27日 23時