15話 ページ17
3月25日、9時。
私とブチャラティさんはエプロン姿で2人キッチンに立っていた。
A「えーと、サラダは最後に作るとして、まずは下処理に時間がかかるものからですね。
ブチャラティさん、卵を4つ割ってもらえますか?」
ブチャ「わかった」
カンカングシャッ べシャッ
A「あの、殻はいらないんですが」
ブチャ「あぁ入ってしまっていたか。すまないすぐ取るよ」
…入ってしまったかって言う量じゃなかったけどな。
まぁ私もたまに入っちゃうときあるし、取れば変わらないよね
A「ブチャラティさん、このお肉下処理終わったんで焼いてください」
ブチャ「任せろ」
カチッ ブォオッ
A ブチャ「……」
ブチャ「フ、フランベってやつだな」
ブチャラティさんがコンロの火をかけた瞬間私の身長ほどの炎があがった。
すごい、暖かかった…。
A「プロみたいですねー」
2人で顔を合わせて笑う。笑うといっても苦笑いの方を
あれ、もしかしてこの人料理できない?
ブチャ「A、これは塩を振るんでいいんだよな?」
A「え、はい。そうですお願いしまッ多い!塩はちょっとでいいんですよ!」
ブチャ「え?あっ、」
肉の上に降りかかった大量の塩を見て私は確信した
ブチャラティさんは料理ができないのだ、と。
A「ブチャラティさん」
ブチャ「…はい」
A「フーゴとチェンジでお願いします」
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鈴木(プロフ) - 星ひかりさん» コメントありがとうございます。完結までまだまだ長い時間がかかるかもしれませんが今後ともよろしくお願いします。 (2019年1月28日 0時) (レス) id: 73a3f062ce (このIDを非表示/違反報告)
星ひかり(プロフ) - とても面白いです!ブチャラティと主人公の近すぎない?関係性がワクワクします笑 (2019年1月19日 22時) (レス) id: e88cb9089a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴木 | 作成日時:2018年12月27日 23時