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「……Aちゃん、起きて。そろそろ帰ろう。」
肩に暖かい手が触れる。重たい瞼を持ち上げるとわたしを覗きこむ酒井さんの顔がある。いつもなら絶対照れて跳ね上がるのに、お酒のせいかな、恥ずかしさなんて1つもなかった。頭がぼやっとして、ただ彼の顔を見つめるしか出来ない。
「っ……」
ぱっと彼がわたしから目を逸らす。
起こされたにも関わらず眠くて、降りてくる瞼を我慢することなくまた眠り落ちた。
________________________
(あー、Aちゃんまた寝ちゃったよ。
俺Aちゃん送ってくけど大輝は乗ってくか?)
(いや、俺は彼女に頼むんで大丈夫す。
それより酒井さん、そいつのこと可愛がってやってくださいよ。)
(は!?)
(A、酒井さんのことになると超女なんで。
大丈夫っす、社長には明日うまいこと言っとくんで。)
(大輝…このやろう)
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作者名:Risa x他1人 | 作成日時:2019年8月28日 16時