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「A」
『っふぁ、はい!』
「…何か言いたいことあるなら言って?」
『ヴッ……』
女の子どころか人間らしくない声が出た。目を伏せておずおずと口を開く。
『……えと、ご飯わたしが作りたいなって、思って……あ、けどお口に合わないとかあると思うしお腹空いてるなら食べに行った方がいいと思うので食べに行きます……よね?』
ちらりと伏せた目を上向けて表情を伺うと、口許を抑えて頬を染めるカイさんがいた。
「……すげー嬉しい。」
思いもよらない反応に固まってしまう。
「俺も手伝う…から、Aの作った料理、食べたいな。」
わたしはその真っ直ぐな目に弱い。頷けば、太陽みたいに笑った。
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作者名:Risa x他1人 | 作成日時:2019年8月28日 16時