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「あんな〜、大倉のことやねんけど、」
「いや、やっぱり無理や。マルから言うてくれへん？」
「え！俺？！まあ、Aちゃんのためやしな…」
一通り料理を食べ終わって
食後のコーヒーを飲みながらヤスくんとマルちゃんの話を聞いている
食事中は変に考えないためか
いつも通りに接してくれていた
まあ私にする話なんて忠義の話しかないことはわかってたんだけど
「もうこの際はっきり言ってください笑」
「なに聞いても覚悟はできてますから」
2人は眉を下げて俯いたり顔を見合わせて困った顔をしたり
とても言いづらいことなのは言われなくてもわかる
するとマルちゃんが膝に手を置いてかしこまって
「大倉の彼女さんのことやねん…」
と一言、私は胸がドキッと痛むのを必死に我慢した
「大倉、最近別れるってAちゃんに言うてたやろ？それはほんまやねん。けじめつけるって何回も言うててんけど…」
マルちゃんは優しすぎて言葉を選んで私を傷つけないように話してくれている
ヤスくんは口を閉じたままずっとマルちゃんの話に頷きながら聞いている
それもすごくすごく優しいんだなって
油断したら涙が出てしまうほど
「彼女さん、ちょっと偉いとこのご令嬢らしくて…そんで、ああ、なんで言うたらええんやろ…」
マルちゃんはもじもじしながらもしっかり伝えてくれる
「脅されてんねん、別れたら大倉の大事な人傷つけるからって」
ヤスくんから出たのは衝撃の言葉だった
「ヤス…それはもうちょい後に…」
「言わなわからんやろ！もうAちゃんが困ってる顔見るの嫌やねん」
……脅されてる？どういうこと？
よくドラマとかであるやつ？
それで私はきっと選ばれない側の人間の立場ってこと？
「ごめんな…詳しいことは後で話すからとりあえず、いつものカフェ行こか？」
ヤスくんはお会計を済ませに行って
私はマルちゃんに涙を拭われながら外に出た
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なつた。(プロフ) - ちたさん» とても嬉しいお言葉です(^^)定期テストのため今夜更新の予定ですので楽しみにしていただけると幸いです。 (2019年11月29日 0時) (
レス) id: f96c3a02ea (このIDを非表示/違反報告)
なつた。(プロフ) - なのはなさいたさん» コメント、そして物語を読んでいただきありがとうございます！これからも頑張りますね♪ (2019年11月29日 0時) (レス) id: f96c3a02ea (このIDを非表示/違反報告)
ちた - 続きめっちゃ気になる。 (2019年11月28日 21時) (レス) id: 39fd240eae (このIDを非表示/違反報告)
なのはなさいた(プロフ) - 初コメです！いつも楽しみに読ませてもらってます！これからも応援してます(o^^o) (2019年11月28日 17時) (レス) id: 9a9c48371e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつた。 | 作成日時：2019年11月16日 17時
