夢中さ、キミに Hidaka.U

Crazy you 32 ページ33

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一世「 那須ー？小学生みたいな煽りしないでよ 」


「 たしかに。昨日も思ってたけど、一世の方が那須先輩より歳上に感じる(笑) 」



自分の発言を掘り下げられたら困ってしまう、という気持ちから話題をそらす方向に一生懸命シフトチェンジ。




那須「 お、おまえら、失礼だぞっ、先輩にむかってー！ 」




るか「 私はそうは思いませんよ、那須先輩！ 」




怒る那須先輩と宥めようとしてるのかアピールしてるのか分からないくらいのるかちゃん



一世「 るか本当にナス狙ってるの？ 」


「 みたいねー、」



飛貴「 そこふたり、イチャつかないでもらえる？ 」



私と一世がコソコソ話していたからだろうか、なんか勘違いしてますよ飛貴さん…。





一世「 僕とAがですか？ 」


「 イチャついてなんか…、」



一世「 確かに、Aとは出会った時から意気投合しちゃって。なんかすみません 」




なにこの非常にカオスな状況。



一世はなぜが飛貴さんのこと煽ってるし

飛貴さんもその煽りにムッとしてるし




那須先輩はぷんぷん怒ってるのか怒ってないのか分からない演技してるし

るかちゃんはそれを見つめてかっこいいって言ってるし





なにも回収できないまま困っていると、店員さんが頼んだ物を運んできてくれてこのカオスな場面に終止符が打たれる。



すごく助かったけど、アルバイトの子なのかな？飛貴さんや那須先輩、一世をキラキラ目を輝かせてみている。



なんだか埋もれて忘れてたけど、この顔面偏差値の高さヤバいよねー、ずっと一緒に居たら誰かに刺されちゃいそう、なんて縁起でもないことを考える。




「 いただきまーす。」



明太マヨオムライスをひと口食べればもう幸せ過ぎて笑顔になっちゃのはしょうがない、条件反射ってやつ。






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