Crazy you 28 Side Hida ページ29
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入社して3年、インターンの教育係を営業部が担うことになった。
毎年は総務課でインターンだけど、今年からは会社の方針で部署と期間を変えることになった。
那須「 なあ浮所、一ヶ月も学生の面倒見なきゃなんないの？ 」
飛貴「 そうだな 」
確かに総務課の雑用係なんてやっても、学生のやりがいや学びには繋がらないだろうし、その点では営業部は最適なのかもしれない。
岩谷さんの合図で会議室に入り、一通り顔を眺めた。
みんな、初日だからか表情も引き締まってるな、という印象。
学生一人一人の自己紹介で、名前と顔を一致させていく。
ガタイのいい男の子が挨拶し終えると、静まり返るその場。
岩谷「 あれ？次桜木さんだよね、桜木さん？ 」
岩谷先輩の問いかけにも反応しないなんて、寝てるのか？初日からだらしないなあとその人を待つ。
隣の席の金指につつかれて気付いたのか、
見えた姿は気まずそうにこちらを見るAちゃんだった。
俺のずっと会いたかった人。
驚きすぎて一瞬記憶がぶっ飛びそうになった、危ない。
てか、そこのガタイいいやつ！今すぐそこをどいてくれ、
小杉だっけ？小崎だっけ？とにかくそこを退け。と雑念。結局顔と名前一致してないし。
自己紹介を終えたAちゃんはあっという間に座ってしまい、また俺の見えない所へいってしまった。
しかもよりによって、小田はどうしてこんな所に座ってんだよ。Aちゃんから1番遠いじゃん！
ペアの学生と当たり障りない会話をしながら、あちらの様子を伺う。
何で作ちゃんに触られてんだよ、
那須と猪狩まで話に加わってるし
てかなんかあの金指ってやつやたらと見つめるじゃん
なに？そういう雰囲気なの？
小田「 あのー、浮所先輩？ 」
飛貴「 ん？ 」
小田「 明日から何やるんですか？ 」
飛貴「 それは明日教える 」
小田「 っはい！よろしくお願いします！それでー、、、 」
あー、あっちが気になり過ぎて質問なんてまともに返せない。
解散の合図で退屈な時間が終わり、Aちゃんと話したいこと、聞きたいことが沢山あったのに
「 浮所先輩 」とハッキリその口から聞こえた。
なーんかあの時のこと勝手に無かったことにされてムカつくから少しいじめちゃう。困り顔も可愛いんだね。
だけど、冗談でも作ちゃん好き、なんて言っちゃうのは許せないな。
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ちょりこ(プロフ) - うーーーわっ！！めちゃめちゃいいところで終わってますね！！続きが気になりますがゆっくりでいいので待ってます！！！ (5月3日 19時) (
レス) @page45 id: 08dc60e7e6 (このIDを非表示/違反報告)
sd07ky26(プロフ) - 毎回ワクワクドキドキしながら読んでいます！いつも更新されるのを楽しみに待っています！無理せず書いてください。by浮所担より (2023年4月24日 9時) (レス) @page44 id: 6f1a77b84f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rin
| 作成日時：2021年10月28日 0時
