夢中さ、キミに Hidaka.U

Crazy you 23 ページ24

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ほっぺに手を当てて乙女しまくってるけど、果たして弄りがいがあるのはカッコイイに分類されるのだろうかというのは疑問。


声が大きすぎたのか、気付いたら岩谷さんと目が合いシッとポーズを取られる。



叱り方まで素敵すぎませんか？

怒鳴らず静かに人差し指を鼻先に当てるだけなんて、素敵すぎる…。



岩谷「 一通り社員の自己紹介が終わったので、ガイダンスに戻ります。」


ボケっと岩谷さんを見ているとあっという間に自己紹介が終わってたみたい。しっかりしなきゃだな…。




資料に向き合いペラっとページをめくると、【1on1】と書かれたタイトルが見える。




岩谷「 今回のインターンは、先輩1インターン学生1で進めていきます。これから、ペアを発表するので呼ばれたら返事をして下さい。 」



学生小田くん、社員浮所
学生金指くん、社員猪狩
学生黒木さん、社員那須
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学生桜木さん、社員作間
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岩谷「 以上です、」


飛貴「 あの、岩谷先輩、学生の自己紹介もお願い出来ますか？皆さんの顔覚えたいので。」


岩谷「 あら、すっかり忘れてたわね。じゃあ、小田くんから自己紹介お願いします。 」



…え？こんなの席立って自己紹介したら飛貴さんに私ってバレちゃわない？


いや、でも数ヶ月前にたった数時間一緒にいた人の事なんか覚えてないか…。


でももし覚えていたら？私の黒歴史まで全部覚えていたとしたら…、







一世「 何頭抱えてんの、Aちゃんの番だよ！ 」


「 へ？ 」



顔を上げるとみんなの視線がこちらに突き刺さっている。葛藤してる場合じゃなかった…！



「 すみません！××大学の桜木Aと申します！一生懸命頑張ります！お願いします！」




席を立つとちょうどゼロズレに飛貴さん
結局勢いで立っちゃった…


目が合った瞬間、飛貴さんの目が一瞬見開いた、気がした。




だめだ、これ絶対忘れてないやつ。最悪。





岩谷「 はーい、じゃあ先輩と交流をする時間を設けてるので、30分自由時間ね〜。有意義な時間の使い方をしてくださいね 」






「 ｻｲｱｸｻｲｱｸ…なんで… 」


るか「 ちょっと！先輩来るから顔上げて！ 」


「 うう、るかちゃん…今すぐ帰りたい 」





作間「 なに、帰りたいの？体調悪い？ 」


「 あ、だ、大丈夫です！ 」


作間「 ほんと？なんかあったら直ぐに言うんだよ 」






一世「 後で話聞いてあげるから、頑張って！ 」

金指くんは勘がいいのかな？有難い。






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