スノードロップ【HiranoSho】 (ページ5)

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あれから3年、ひとつの商品があたって爆発的に売上、会社の知名度もアップしたことで、

社長の俺はマスコミに引っ張りだこになった。

廉「あ、社長のお出ましやで～」

海人「ほんとだ～、今日はテレビ取材だね～」

3年前に間借りしていた小さな事務所から、持ちビルへ半年前に引っ越してきた。

海人「でも、さすが紫耀だよね。3年でここまで大きい会社に出来るってなかなかじゃない？」

『たまたま運が良かっただけやって。』

廉「今や俺らも役職付きやしな？」

『てかお前ら自分の部屋戻れや』

海人「え？いーじゃん！紫耀の部屋…社長の部屋大っきいし！」

『副社長兼秘書の部屋もかなり広く設計したけど？』

皮肉を込めてみるも、海人は全く動じず

むしろ、その大きさを何倍もにして返してくる。

海人「それは…「ねー？」」

廉と海人が顔を見合せる。

廉「紫耀は倒れたばっかやし、ずっと監視してなあかんなって海人となってん」

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1週間前

海人「紫耀ー？入るよー！」

海人の声が聞こえるけど、身体が思うように動かなくて。

ガチャりとドアが開く音がしたあとは、病院の一室いて。俺を心配そうに見つめる海人と廉がいた。

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その時は小さな声で永遠と心配したんだぞと怒られたので、倒れたことを棚に上げられると何も反発ができない。

海人「あ、テレビ局の取材の後は○○商事の社長さんとの会食ね」

『おん、海人いつもありがとうな』

海人「うわうわ、また急に！」

『秘書、探すかなあ、』

廉は主に経営・営業に関する部門を見てもらっている。肩書きは副社長。

海人は主に法務・財務に関する部門を見てもらい、兼俺の秘書をやるとかいでてくれたのでお願いをしている。副社長兼社長秘書。

廉「秘書なんてみつけてもどーせええ事ないやん。海人の言葉に甘えとけばええんよー」

海人「そーそ！」

これまた、以前の事件を思い出した。