スノードロップ【HiranoSho】 (ページ24)

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24 kaito ページ24

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紫耀の迎えに行ったらまさかのAちゃん登場でプチパニックの俺。

あれから時が経っているとはいえ、好きだったアイドルが目の前にいるんだからそれはもう大興奮。

ただ、紫耀のことを平野さんと呼んでいることにも違和感を覚えたし、

紫耀が社長と認識されている言葉を聞いた時には皮肉かと思っちゃった

そんで、紫耀が社長になったのはAちゃんの影響なんだよって伝えたかった。

でも、時間的余裕はないし、
なにより彼女はそのインタビューすら忘れてしまっているかもしれない。

そう思ったら言い出すことは出来なかった。

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海人「れーん！」

出社してすぐ廉の部屋にノックもせずに入る。

廉「なんや、ノックくらいせえよ。親しき仲にも礼儀ありやで？」

海人「それ最近覚えたでしょ？」

廉「ハハッ、バレた？」

しょーも無いやり取りをする。

海人「あのね、会ったよ！Aちゃん！
なんか、紫耀の言う通り雰囲気が変わったというか、なんか… 」

廉「なんかしか言うてへんやん！」

海人「とにかく、過去とは一線引いてますって感じの態度だった」

廉「そうなんや、」

海人「でもね！やっぱお喋りは楽しかったよ！あの時みたいに握手しながら話してた笑笑」

廉「ええなー、俺も会いたいわ」

海人「今度会えるといいね！それと、紫耀今日お休みだから！」

廉「なんでなん？」

海人「なんか朝帰りだったらしくて、A ちゃんが出勤ずらしてーって言ってきたから、俺が休みにしちゃった！(笑)」

廉「うぇっ、申し訳ないことしたなー。紫耀にもう一回謝っとかんとな」

どうにか、俺と廉でキューピッドはなれないのだろうか。