4.同居人の話 ページ10
「じゃ、帰るか」
「お子様は寄り道しないでまっすぐ帰んなさいよ」
「お前ん家にだけど」
「は?」
契約完了した私は今日から甚爾君のガードマンをやるわけだが、彼はいつも突飛な事ばかり言う。
「いや、家帰れよ。私ん家くんなよ」
「ハァ?お前それでも俺の護衛かよ?24時間四六時中休みなく働いてもらうに決まってんだろ」
「お前……やべぇよ」
クッソ、1日10万なんてちょっと考えたら裏がありそうな話に決まってんじゃん。
「あと、お前俺のことガキとか言い過ぎな。俺とお前そんな変わんねーから」
「マジ?」
「マジ」
甚爾はダルそうに頷く。
……は?
「お前、そんな歳変わんない女の家に入り込もうとしてるわけ?やっぱやべぇよ」
「ハァ?誰もお前に興味なんかねぇし、ただの主従関係だろ」
「その言い方なんかやめてくんない?」
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黒猫(プロフ) - 好きです。頑張ってください!応援してます! (2022年1月28日 0時) (レス) @page11 id: c55744dc42 (このIDを非表示/違反報告)
ToGe(プロフ) - 大変失礼致しました。ご報告ありがとうございます。 (2021年1月23日 15時) (レス) id: 61a95dd189 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ToGe | 作成日時:2021年1月23日 15時