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光side
俺はグリーフから気迫弾を喰らう覚悟で目を瞑った。
しかし、気迫弾が爆発した音がしても身体は全く痛くなかった。
ゆっくり片目を開けると、俺とカルナの周りには黄緑色のバリアがドーム型に張られていた。
グ「なに!?バリアだとっ!」
光「バリアって……!」
カ「まさか!」
俺たちが背後で横になって気絶しているはずの薮を見ると、横になっている薮の身体はさっきの力の暴走とは違って今の俺みたいなどこか落ち着きのある炎が黄緑色に燃え盛っていた。
そして、俺たちが目を向けると薮はゆっくり身体を起こして俺と肩を組んだ。
すると俺の身体全体が黄緑色に光ってグリーフから受けた傷が癒えた。
薮「光、ごめん。面倒かけちゃったね。」
光「……っ!本当だよ!俺ばっかり戦わせやがって。」
嫌味ったらしく呟くと、薮はクスッと笑って俺の腕を引っ張り俺と一緒に立ち上がった。
薮「カルナ、守れるじゃないか。」
薮に微笑みながら言われて俺は咄嗟に片腕で抱えているカルナをみた。
光「何だろう、カルナだと大丈夫だ。なんなら、こうしてたい。」
カ「光さん…ありがとうございます。」
カルナは嬉しそうに目をうるうるさせながら笑顔になった。
光「でも、カルナはもっと後ろの方に下がってて。」
俺はカルナを下ろすと、カルナは頷いて1番後ろの瓦礫の影に隠れた。
グ「こんなバリア…うぉぉ!!」
グリーフが何度もバリアを殴り、遂にバリアにヒビが入り始めた。
薮「光、行くぞ!」
光「おう!」
バリアが破れたと同時に俺は左へ、薮は右へと避けた。
グ「くそ!ちょこまかと!」
グリーフがバリアを破ってさっきまで俺たちがいた場所の地面を殴って窪ませてる背後に俺は光速で回った。
グ「なに!スピードが先ほどまでとはちが…ぐはっ!」
驚いてるグリーフに俺は左足で顔面に回し蹴りを入れた。
グリーフはその勢いで右に数メートル飛ばされる。
薮「うぉりゃあ!」
飛ばされてるグリーフの目の前に薮がグリーフを両手を握りしめて叩き落とそうとすると、グリーフは薮の両手を掴んで俺の方へ放り投げた。
飛ばされた薮を俺は体で受け止めた。
薮「おわぁっ!」
光「薮!大丈夫か!?」
薮「おう、ありがとう。」
グリーフを見ると肩を上下させて息を荒くしていた。
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まっちゃん(プロフ) - ☆京香♪さん» 理解していただけてありがとうございます⭐︎亀更新ですががんばっていきます! (2022年1月13日 6時) (レス) id: 24809c2cdc (このIDを非表示/違反報告)
☆京香♪(プロフ) - 技の内容が少し分かりにくかったんですが、理解出来ました(*^^*)ありがとうございます。これからも応援してます! (2022年1月5日 14時) (レス) id: 45add8b663 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん(プロフ) - ☆京香♪さん» 最後まで応援していただけたら幸いです!すみません、実はこの『救世主3』で伊野ちゃんの技の説明を載せてあって、少し編集したのですがわかりにくかったら書き方とか要望ございましたら教えていただけたらありがたいです汗 (2022年1月3日 8時) (レス) @page8 id: 24809c2cdc (このIDを非表示/違反報告)
☆京香♪(プロフ) - ありがとうございます(*´∇`)楽しみにしてます! (2021年12月30日 15時) (レス) id: 45add8b663 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん(プロフ) - ☆京香♪さん» コメントありがとうございます!面白いと言っていただけてとても嬉しいです!!技の一覧次作で書かせていただきますね!わかりづらくて申し訳ありませんでした汗 (2021年12月30日 15時) (レス) @page50 id: 24809c2cdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まっちゃん | 作成日時:2021年8月13日 9時