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立ち上がった後も、痛みで足元がフラついた。
裕「知念!無理するな!」
知「誰が勝てるわけがないって?」
ロ「っ!?きさまっ!」
裕「ち、知念…。」
僕は顔を上げてロスを睨みつけた。
それと同時に僕の身体は裕翔と同じような炎がピンク色に燃え盛っていた。
力の暴走はしたことないけれど、これは僕の力が悪い方向に向いてるわけではないっていうのは感覚でわかった。
知「僕たちの絆や、元の世界にみんなと戻るって想いを簡単にお前なんかに負けると決めつけるな。」
ロ「黙っていればゴタゴタと無駄口叩きやがって!!死ねぇ!!」
知「はぁっ!!」
ロスが素早く走って僕の背後へ回ると、僕の頭に向けて拳を振りかざした。
僕はその気配を察知して咄嗟に横にずれて避けると、僕を殴るために伸ばされたロスの太い腕にしがみつき図体がでかいロスを背負い投げした。
すごい、あんな2メートルは確実にある筋肉質なロスを背負い投げしても全然重くない。
自分の力に驚いて両手を見ながら何度も握りしめていると、ロスは息を荒くしながら起き上がって怒りで目を充血させた。
ロ「てめえら、許さねえ…なめてんじゃねえぞ!!」
ロスは僕に突進してきて、それを僕は両手を出して受け身を取るもズルズルと地面を削りながら後ろへ下がっていく。
くっそ、パワーが強くて避けきれない。
このタックルをパワーアップする前に受けていたらそのまま飛ばされて下手したら死んでいたかもな。
知「くっそぉおっ!」
ロ「そのまま壁と俺の間で潰されて死ね!」
裕「させるか!!」
どんどん押されていくと、ゆーとが横から小さな竜巻を2つ両手の手のひらから出すとロスだけを吹き飛ばした。
ロ「ぐああっ!てめえら、俺を本気にさせたこと後悔すんじゃねえぞ?おらぁぁあ!!」
ロスも僕たちと同じように自分の身体の周りに深い紺色の炎を燃え盛らせた。
そして、ゆーとに向かって猛スピードで突進していった。
それをゆーとが僕と同じように両手で受け止める。
裕「ぐっ!!」
知「ゆーと!」
僕は咄嗟に、左足をピンクに光らせてロスに向かって空中に飛び、上から足を突き刺そうとするもそれをロスはゆーとに突進しながら片手で受け止める。
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まっちゃん(プロフ) - ☆京香♪さん» 理解していただけてありがとうございます⭐︎亀更新ですががんばっていきます! (2022年1月13日 6時) (レス) id: 24809c2cdc (このIDを非表示/違反報告)
☆京香♪(プロフ) - 技の内容が少し分かりにくかったんですが、理解出来ました(*^^*)ありがとうございます。これからも応援してます! (2022年1月5日 14時) (レス) id: 45add8b663 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん(プロフ) - ☆京香♪さん» 最後まで応援していただけたら幸いです!すみません、実はこの『救世主3』で伊野ちゃんの技の説明を載せてあって、少し編集したのですがわかりにくかったら書き方とか要望ございましたら教えていただけたらありがたいです汗 (2022年1月3日 8時) (レス) @page8 id: 24809c2cdc (このIDを非表示/違反報告)
☆京香♪(プロフ) - ありがとうございます(*´∇`)楽しみにしてます! (2021年12月30日 15時) (レス) id: 45add8b663 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん(プロフ) - ☆京香♪さん» コメントありがとうございます!面白いと言っていただけてとても嬉しいです!!技の一覧次作で書かせていただきますね!わかりづらくて申し訳ありませんでした汗 (2021年12月30日 15時) (レス) @page50 id: 24809c2cdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まっちゃん | 作成日時:2021年8月13日 9時