救世主。３

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その後も、山田と圭人の剣士同士の戦いが続いた。




俺の目の前で同じメンバーの山田と圭人が剣を交えているなんて…




こんな光景を現実で見ることになるなんて…





有「やめろーーー！！」





俺は悔しいや、悲しい、デーブルへの怒りやらいろんな感情が溢れてきて思いっきり叫んで新技の日光眼の光を放った。





圭「くっ！！眩しっ！！」

山「くそっ！」




目を眩ませている山田に俺は近づいて焦げている拳を振りかざした。




有「獅攻拳！！」

山「がはっ！？！？」




山田の胸に技を入れると、山田が口から胃液を吐くと同時に右手から激しい痛みが走った。




有「ぐっ！！」

圭「大ちゃん！無理しないで！」

有「でも、俺が入らなかったら圭人と山田は斬り合いになってただろ！？」




俺が怒り半分に圭人に叫ぶと、圭人は驚いて俺を見つめた。




でも、すぐに微笑んで俺を優しく背中に追いやった。





圭「心配かけてごめん。だけど、大丈夫！俺は『山ちゃんは斬らない』って言ったはずだよ。殺し合いなんてさせるか！」





なんか、今の圭人はあの泣き虫の圭人とは別人みたいにかっこよくて頼りがいのある圭人だ。





こんな逞しい姿を見るのは初めてかも。






山「おのれ……救世主どもめ。はぁぁっ！！」





俺たちが話してるところへ口元を拭った山田がゆっくりと体制を整えて圭人と同じような炎を身体の周りに暗い紺色に燃やした。





圭「ここは俺が戦うから大ちゃんは隠れてて。」

有「圭人……わかった、頼むぞ。」





俺が2人から離れると、圭人はまた緑の炎を燃え上がらせた。





圭「山ちゃん、俺が相手だ！」

山「はぁぁっ！！」





2人がまた剣を交えると、今度は力の覇気でこっちまで突風が吹いてきた。




有「凄い力のぶつかり合い…圭人お前こんな強かったのか。」

山「はぁっ！！」

圭「はぁっ！たぁっ！」







俺は2人が剣を斬り交わしながら戦ってる様子をただ見ることしかできなかった。

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