救世主。２ (ページ14)

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相手は竜巻に煽られて、抱えていた髙木を手放した。

知「雄也！！」

落ちてくる髙木を知念が左脚にピンクの光を灯して技を貯めて、左脚の技の威力を使って高く跳びあがり髙木を捕まえた。

「くっそ！」

敵がそれを見逃すはずもなく、竜巻が消えた途端自分の羽を何枚か取り知念に向かって槍のように放った。

それを知念は丁寧に交わしてく。

知「宏太！やつは僕たちが対応するからその間に雄也を回復させて！」

薮「わかった！カルナも俺に着いてて！」

カ「はい！」

「チッ…回復がいると厄介だな。」

敵が髙木を回復中の薮に向かってまた自分の羽を何枚か抜いて槍のように飛ばして来た。

裕「させるかよ！」

羽が薮くんに刺さる前にゆーとが竜巻を起こして羽を食い止めた。

「このやろ！！」

裕「ぐ、ふっ…！」

上手く攻撃ができない怒りが露わになり、敵はとりあえず羽の攻撃を堕とせるゆーとを中心に殴りや蹴りの格闘技を使い始めた。

それをゆーとは受け身を取ったり、交わしながら負けじと敵に殴りや蹴りを入れる。

光「ゆーと！離れろ！！」

裕「…っ！」

光くんの指示を聞き、ゆーとは隙をついて敵から距離を取る。

光「襲雷！」

「クソが！」

光くんの攻撃に敵は咄嗟に空へ飛び交わした。

光「連撃。」

「くっ…簡単にやられねぇよ！！」

光くんが連撃を繰り出すも、ゆーとの街にいた敵とは違い連撃までもバク転をし上手く交わされてしまった。

光「クソ！」

裕「はぁ、はぁ…渦風！！」

敵がまた空中に飛び交ったら、またゆーとは竜巻を起こして敵の飛行バランスを崩す。

「ちくしょう、目を離した隙に！！」

知「入魂蹴り！！」

敵が空から落下して来た所に知念が移動し、敵の左の翼を技で落とそうとするけれど敵は技を左腕で受け止めて、左腕がそのまま捥げた。

敵の腕が千切れた箇所から大量の血が溢れる。

「ぐ、ぐぁぁあ！！」

知「クソ！！」

有「獅攻拳！！！」

敵が怯んでいるうちに俺は獅子のエフェクトと共に敵に向かって走った。

そして敵の頬に思いっきり拳を入れる。