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「来ないかと思った…」
ジュンスの腕の中でひたすら泣いた
『なんで４時間もここにいるんだよぉ…
こんなに寒いのに…』
ジュンスの弱々しい声が聞こえてきた
「分かんない…
こんなつもりじゃなかったのに
体が動かなかった…」
『ごめん仕事が長引いて連絡も出来なかったんだ…』
「…大丈夫
来てくれただけで十分だよ」
仕事が長引いてるんだろうな
そんな事冷静に考えればそうだと分かる
だけど私はこんなにも動揺して
不安でたまらなくなる…
ジュンスの事を信じないといけないのに…
ごめんねジュンス
こんな私でごめん…
こんな雪の中４時間も待って
家に帰ってジュンスを待ってた方が
ここまでジュンスに申し訳ないって思わせる事もなかったのに
『早く帰って体を温めないと
A立てる？』
「うん」
立とうとしたけどなかなか足に力が入らない
『乗って』
ジュンスが私の前にしゃがんだ
「いいの？」
『うん車までおぶるよ』
「ありがとう」
ジュンスの背中に乗った
雪が積もった道をジュンスが歩いてく
あの時私が力を使わなかったら
今日という記念日は来なかった
私はたくさん悩んでここまで来たけど
もう後悔するのはやめよう
今日私は４時間も待ったけど
ジュンスは来てくれた
今感じてるこのジュンスの温もりを私は信じよう
力の事とかあれこれ考えるのはもうやめて
目の前にいるジュンスとこれからは向き合っていく
これが私のした決断
悩むのはやめてそのままのジュンスを受け止めればいいんだよね
「ありがとう、重くなかった？」
雪で足場が悪い中大丈夫だったかな
『大丈夫！
…うははっ(笑)』
「なんで笑うの？」
突然笑い出したジュンス
『いやこういうのって羽のように軽かったよとか言わなくちゃなのかな？って思って(笑)』
「何それ(笑)
キザすぎだよ(笑)」
『やっぱそうだよね？僕もそう思ってやめた(笑)』
こうして私たちはやっと記念日に２人で笑い合う事が出来た
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暁子(プロフ) - はじめまして。ジュンスって検索して見つけちゃいました＾＾ジュンスの事本当によく伝わります。彼女との付き合い方が想像しにくい人だけど、このお話はとっても素敵で引き込まれます＾＾続きも早速行って来ます。ジュンスのお話書いてくれて本当にありがとうございます (2017年1月8日 6時) (
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作者名：いちごラスク | 作成日時：2016年12月9日 20時
