シウミンの妹 (ページ8)

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病室に入ってくる
お医者さんと看護師さん
ま

『キムさんー
聞こえますか？』

オンマが少しずつだけど頭を縦に動かす
ほんとによかった…

オンマが戻ってくる

先生がこっちに来て

『Aさん他にご家族はいられますか？』

「いえ、私だけです」

『そうですか…
お母様のこれからの事でお話がありますので
少しお時間よろしいですか？』

嫌な予感がするのは、私だけだろうか…

診察室に連れてこられ見せられたのは、
胃のエコーだった
意味がわからずポカーンとしてると先生が

『お母様のこれからの事をお話します
お母様は、スキルス性の胃がんだということが判明しました。
この病気は、胃に菌が転移してしまう病気です。
1型～5型まであって、その中でもお母様は4型です
4型は治る可能性がとても低いです。

治らない可能性の方が高いです

もって3ヶ月だと言われています
これから辛いと思いますが一緒に頑張ってお母様を支えて行きましょう』

「はっ？…何言ってんの？
医者なら、オンマの事助けてよ!!…
手術したら治るんでしょ!!…
ねぇ!!なんとか言ってよ!!…」

下を向く先生

この人何言ってんだろう…

オンマが病気？

そんなわけないじゃん…

「冗談も程々に…『現実を見てください
こんなことをしているそばでも、お母様は苦しんでいるかもしれません
早く治療をしないと、手遅れになってしまいます』

そんなのわかってる…
でも…
私に何が出来るの

『Aさん落ち着いて聞いてください
これから、お母様には抗がん剤の治療を受けてもらいます。
副作用で、吐き気や腹痛に襲われるかも知れません。

それでも、抗がん剤の治療を受けますか？』

もう…わかんない…

私どうすればいいの？

『Aさん…
大丈夫です。私達もいますから
何かあったらいつでも頼ってください
一緒に頑張りましょう』

「先生、オンマを
オンマの病気を治して」

なんで

なんで

なんでいつもオンマなの…っ…

嫌だよ…行かないで
私を置いていかないで…

オンマ…